コスト1000万円、売上800万円…赤字確定の契約を破棄するよう主張した結果 →「たとえ赤字でも皆さんのお給料になる」意味不明の説明をされた男性 | キャリコネニュース - Page 2
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コスト1000万円、売上800万円…赤字確定の契約を破棄するよう主張した結果 →「たとえ赤字でも皆さんのお給料になる」意味不明の説明をされた男性

組合から意見を求められた男性は、まずこんな正論を主張した。

「賃下げの前に、せめて例のあの契約は破棄してほしい」

だが、組合役員の一人は「それはできない」と即答。その役員は件の営業部長の部下であり、上司に逆らえないことは明らかだった。そこで男性は、組合役員としての立場を問いただす。

「会社の業務と組合活動は別物です。部署内の立場は関係ありませんよね。組合の代表として、ハッキリと上層部に伝えてください」
「1000万のコストをかけて800万で販売する商売を、組合員の給与を引き下げてでも続ける価値はありますか?」

さらなる意見に言葉を詰まらせた組合役員は、しばらくして耳を疑うような言葉を口にした。

「…たとえ800万でも、それが皆さんのお給料になるんです」

800万円の売上のために1000万円のコストをかければ、200万円の赤字が出る。それが給料になるはずもない。それでも「その後は話題をウヤムヤにされ、強引に合意・妥結に持っていかれました」と振り返る。

「組合役員の立場のはずなのに、完全に上部の息がかかっている状態でした。『この会社ダメだな』と思い、退職を決意しました」

組合が完全に機能不全に陥っていることに愕然とし、これが会社を見限る決め手になったようだ。

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