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自分のやり方が正しい、と信じて疑わない人が上司だと、部下は働きにくい。とある地方の企業に勤める30代女性が、そんな上司の呆れた実態について投稿した。
女性が勤めるのは、人口の少ない小さな町にある地元の有力企業。そこに長年勤務するベテランの上司は、「自分の物差しで生きている人」だとし、自分の価値観が絶対だと信じて疑わない人物のようだ。特に、コロナ禍での言動には、耳を疑うものがあった。
「コロナの頃に出た一人10万円のお金も、『うちの会社は仕事も給与も減っていない!』ということで、町に寄付するように強要。その後まずいと思ったのか、会社からコロナ手当という謎の手当が同額10万円出ました」
言うまでもなく、上司や会社が国からの給付金の使い道を強制するのは越権行為だ。あとから会社名義で同額を支給したところで、寄付を強要した事実は消えない。(文:天音琴葉)
社員に墓掃除、経費で私物購入も
この上司は、給与体系についても、
「60歳を過ぎると年金をもらうから、給与は減らしていい。俺はまだ年金をもらわないから、給与は高くていい」
と、自らの都合の良いように解釈しているようだ。さらに、会社の経費の使い方も目に余るものがあるという。
「経費の中に、自宅の仏壇用の仏花があったり、社員に自分の家のお墓の掃除をさせたり」
「自分の家の食料品を会社のお金で買ったり」
業務上の地位を利用して私的な用事を言いつけることはパワーハラスメントに、会社の経費を私的に利用することは業務上横領に該当する可能性がある。あまりの自己中心ぶりに、「みんなが早く引退することを願っています」というのも無理はない。
バイト経験もなく、この会社一筋の上司
女性はこの上司の経歴について、「バイト経験などもなくこの会社だけ」と書き、自己中心的な振る舞いの一因だと推測しているようだ。確かに、一つの会社、一つのコミュニティしか知らないことが、常識からかけ離れた言動につながっているのかもしれない。
それにしても、なぜこれほどまでに一上司が力を持っているのか……。理由は明かされていないが、同族経営で、上司が経営陣の一人なのだろうか。その場合、上司が辞めるのを待つより、30代の投稿者が転職するほうが良いような気もするが、地元の有力企業なだけに、複雑な事情がありそうだ。
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