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職場の忘年会「自分を守るために不参加は賛成」 ある40代女性のつらい記憶

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年末が近づき、職場の忘年会の案内が届く時期になった。参加するかしないか、頭を悩ませている人もいるのではないだろうか。

東京都の40代女性(医療・福祉・介護/年収450万円)は、会社の忘年会に参加しないことについて、「私はアリだと思います」と忘年会スルーを肯定する。(文:篠原みつき)

「若い頃に忘年会へ行ったとき、『邪魔』と言われて、ハジに座ってた記憶があります」

時代の変化とともに変化してきた、飲み会に対する意識をこう指摘する。

「時代の変化に伴って飲み会に出たがらない人が増加してるのは現実であり、自分の時間は大事に使いたい人達も多数いると思われます」

女性自身、「気の知れた人では無いと飲みに行きたいとは思えず」、飲み会は「行かないし誘われません」と明かす。しかし、寂しさは感じていないようで、「その時間と金銭があるなら他の事へ使っています」と合理的に捉えている。

そう考えるようになった背景には、過去の苦い記憶があるようだ。

「若い頃に忘年会へ行ったとき、『邪魔』と言われて、ハジに座ってた記憶があります」

酔っていたとしても酷い言われようだ。「アルコールが人間性を出す瞬間でもあり、不快になるなら行かなくても良いかと思います」と持論を語るのも頷ける。

加えて、今はコンプライアンスに厳しい時代だ。女性はこう結んでいる。

「何でもハラスメントに繋がる時代なので、飲まされるのが嫌なら自分を守る為に不参加は賛成です」

無理に参加して傷つくくらいなら、最初から行かないという選択も、賢い処世術と言えるかもしれない。

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