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近年、カスタマーハラスメント(カスハラ)が社会問題となっているが、働く現場では、今も理不尽なクレームに心を傷つけられている人が多くいる。投稿を寄せた50代女性もはクレーマーが原因で退職を決めた。
女性は、スーパーで試食販売を行なっていた。ある時、「幼稚園と小学校低学年ぐらいの兄弟」が試食しに来たという。しかし、食物アレルギーの事故を防ぐため、子どもだけで来た時には断る決まりがあった。
「『ごめんね~アレルギーあると怖いから大人の人と来てくれるかな?』とお願いしたら、少しして父親と戻って来ました」
ここまではよくある光景だったが…(文:境井佑茉)
小さい子どもに優しく注意したら……
その後、無言で試食を取り食べる親子。すると、幼稚園ぐらいの子が「試食台の前に座って」食べ始めたという。
「頭上には熱い試食が置いてあるから危ないし、座ってるから他のお客さんが遠慮して食べずに通りすぎて行きました」
ホットプレートなどを使用する試食販売では、火傷の危険がある。また、台の前を占領されては、営業の邪魔になってしまう。女性は、安全とマナーのためにこう声をかけた。
「僕、ごめんねここ他のお客さんも来るからもうちょっと横に動いてもらってもいいかな?」
そうお願いするやいなや、突然父親が「おい!」と怒鳴った。行儀の悪い自分の子どもを叱ったと思いきや、怒りの矛先は女性に向けられていた。
「てっきりご自分の息子に怒ったのかと思ったら、私の目の前に来て 『お前さっきから何ゴチャゴチャ言うてんねん!!上のモン呼んでこいよ!』って怒鳴られました」
店長に事情を話し、一緒に父親のもとへ行くと、店長はすぐに「申し訳ございません」と謝罪した。落ち度のない対応をしたはずの女性は、これには「ショックでした」と書いている。
「『申し訳ございません』って言ったけど悔しかったです」
それでも怒りの収まらない父親は、さらにまくし立てた。
「お前なんでうちの子だけにギャーギャー言うねん!試食に行列出来てるんやったら分かるけど誰もおらんやんか!!お前何様やねん!なんでうちの子がよけろ、って言われんなアカンねん!!」
誰もいないからと言って、試食台の前に座り込んでいい理由にはならない。女性が黙っていると、父親が女性の顔と名札をジロジロ見ながら、女性を指さして「お前から謝罪の言葉一切ないよな!」と強要してきた。
「『申し訳ございません』って言ったけど悔しかったです」
後で店長から女性の対応に間違いはなかったと伝えられたが、「その父親に言って欲しかったです」とこぼす。「今でも思い出すと悔しくてたまりません」と、無念でならない様子だ。
「それがきっかけとなって仕事頑張れなくなり年内(※編注 この投稿が寄せられたのは2025年12月)で退職することになりました」
その場を丸く収めるために部下を悪者にした店長にも、不信感を抱いたことだろう。正当な対応をした従業員を、店側が毅然と守らなければ、真面目に働く人ほど現場を去ってしまうことになる。
※キャリコネニュースでは「あなたが目撃した衝撃クレーマー」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/BNPYRIJ9
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