「華やかな大学生活を送りたい人は他の学部へ」――近畿大学国際学部の公式サイトが「ブッ飛んでる」と話題 | キャリコネニュース
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「華やかな大学生活を送りたい人は他の学部へ」――近畿大学国際学部の公式サイトが「ブッ飛んでる」と話題

近畿大学国際学部の公式サイトより

近畿大学国際学部の公式サイトより

3年連続で志願者数が私立大1位となるなど、ここ最近注目が高まっている近畿大学。そんな近大の国際学部の公式サイトが「ブッ飛んでる」とツイッターで話題となっている。ページを開くとこんな文言が表れるのだ。

「授業で発言しない学生は欠席です。本当に」「15人以下のクラスで居眠りが出来ますか?」
「華やかな大学生活を送りたい人は他の学部へ」「1年次から全員海外追放」

キャッチコピーは「ドSすぎるカリキュラムで、グローバルリーダー育成」

1年次後期から全員留学が必須

1年次後期から全員留学が必須

全体が黒の背景に、教授や講師の怪しい表情が大きく映し出され、その上にメッセージが並べられている。一見すると恐怖心も掻き立てられそうなページだ。同じく赤字で、

「ドSすぎるカリキュラムで、グローバルリーダー育成。近畿大学国際学部、開設。」

と学部のキャッチコピーも書かれている。

国際学部は2016年4月に開設された新設学部だ。メッセージとあわせて資料請求のリンクが貼られており、受験生を意識していることがうかがえる。このサイトを見た予備校講師が5月25日、

「近畿大学国際学部のトップページ、凄すぎる… 言ってることは正論だと思うけれど、このオドロオドロしさがブッ飛んでる(笑)」

ツイートしたところ、4000件近くのリツイートがされ大きな話題となった。あまりのインパクトに「昭和のヤクザ映画みたい」といった声のほか、「おもしろすぎ むしろ入りたくなるわ」「近畿大学国際学部公式サイトのトップページが秀逸」といった感想が寄せられた。

「本気で英語を話したい、本気で将来海外で活躍したいと考えている学生」を募集

カリキュラムは厳しいという

カリキュラムは厳しいという

なぜ近畿大学国際学部は、あえてこのようなページでアピールしようと思ったのだろうか。キャリコネニュース編集部は近畿大学広報担当者に話を聞いた。

元々サイトに使われている画像は、昨年、朝日新聞に全面広告を出した際に使用されたもの。強いインパクトがあったため、今年度の受験生に向けてサイト上で再度使用することにした。「新設学部を開設するという近畿大学の本気を伝えたい」という思いもあったという。

とはいえ、見る人によっては受験を躊躇してしまうこともありそうだ。こういった写真を掲載することに、学部や教授などからは反対意見は出なかったのだろうか。

「反対意見は一切出ませんでした。写真の先生方は本人ですが、撮影時はカメラマンに乗せられながら先生たちも積極的に撮影に臨んでいました」(近大広報担当者)

また、「授業で発言しない学生は欠席」「居眠りが出来ますか?」という脅しとも捉えられてしまいそうなメッセージの意図を聞いたところ、

「これは全部ポジティブな意味なんです。『寝てしまうような授業はしない』『自然に発言してしまうような盛り上がる授業をしている』ということです」

と説明。授業内容にはかなり自信があるようだ。

ただ、実際カリキュラムは厳しい。英語の授業は週に9コマあり、「課題も他学部に比べて多いと思います」と話す。また、1年次の後半から全員が留学に行くため、サークルに入れない学生も多いという。そのため、「そういった充実したキャンパスライフを送りたい人は他の学部をお勧めします」と語っていた。ただ、1期生たちからは「めちゃめちゃ楽しい」という声が挙がっているといい、みな学生生活をエンジョイしているようだ。

「このサイトを見た人の中からは、『むしろ入りたくなる』といったポジティブな反応が出ていますが、そういったおもしろがってくれる柔軟性のある学生が来てくれればいいですね。本気で英語を話したい、本気で将来海外で活躍したいと考えている学生を待っています」

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