「データはいつ入稿するんだーー!入稿日は守れーー!」 印刷所の中の人の魂の叫びにネット民「いつも申し訳ございません……」
内容はこうだ。
「こちらぼういんさつやしゃちくか せいさくじんにとどくことをいのっておくります
なにかをつくることはとてもすばらしい おもいのたけをぞんぶんにはきだせーー!できる!できる!!きみならできる!! だけど にゅうこうびはまもれーーー!」
さらに、「しゃちくはにゅうこうをまっているよ ずっとずっとまっているよ さびざんなのに」と書いている。すでに5時間待っているという。飲み会の約束をしていたが行けなかったようだ。クリエイターに対して、以下のメッセージを送っている。
「そうさくじんにつぐ あなたのつごうでないているしゃちくもいます そうさくはすばらしい だけどにゅうこうびはまもってください で
いままってるでーたは いつ にゅうこう するんだーーー!? もう それいがい やることねぇーー! いえに かえりたい」
この一連の「こえ」がツイッター上で話題になり、「凄い悲痛な叫びやな…」「切実だなぁ」といった声があがる。また、同人誌などを自分で作っている人の中には「これ!常々思ってたよ!!………誠に申し訳ございません。(加害者側)」「すいませんすいません二時間遅れてすみませんでした…」と反省する人もいた。
印刷業界では長時間労働が常態化、「残業代も毎週の休日出勤も一銭も出なかった」
とあるユーザーは、「客がブラック化させてるんだなあ」と投稿。顧客への無理な対応が長時間労働の要因になるケースもある。そのため、
「『ごめんなさい入稿間に合いません明日です』って言えよーー」
「遅れるにしろせめて連絡はしてあげて…!って思ったよ」
という声も出た。いや、締め切り破りは入稿受付なきゃいいじゃない…」と提案する人もいる。ネットを検索すると、同じく印刷会社に勤務する人の悲痛なツイートがあった。
「今考えたら、ずっと前に居た印刷関係デザイン部所属だった会社なんかは、朝8時半出社の午前2?4時退勤なんてザラで、大きい締め切りが近づくと三日泊まり込みなんてのもあったけど、残業代も毎週の休日出勤も一銭も出なかった。 今思えばこれがブラック企業だったのか」
企業はノー残業デーを設けたり、残業をしない取り組みを進めたりしているが、顧客への対応のためにやむをえず残業をせざるをえないのは悲しい。筆者(編集部S)は過去に上司から、「終業時間の寸前に仕事を頼むな」と教わった。自分の都合だけでなく、同僚や取引先相手のことを考えることも大切ではないだろうか。
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