飲食店の「ごはんおかわり自由」は何杯まで許されるのか 「食えるだけ食えばいい」vs「他の客の分は残せ」
2ちゃんねるでは、やはり、店がごはんおかわり自由と謳っているのだから、何杯でも食べて構わないという意見が多く見られた。
「おなかいっぱいになるまで、いいんだよ」
「おかわり自由を大々的に宣伝して客集めしてるような店なら文字通り自由」
「食えるだけ食えばいいんだよ どうせ上には上がいるから記憶に残らん」
その一方で、過度なおかわりに疑問を感じる人もいた。
「あんま大量に食べると(店から)ストップかかるな」
「制限はないが 3杯越えたらなんだこいつ?って目で見られる」
「他の客の分は残して置かないとな」
中には、「以前、定食屋で『ごはんおかわりできます』って看板あったから三杯目出したら、『三杯目は…』って言われたけど、おかずが残っていたので渋々くれた それから看板は『おかわりは二杯までです』に変わった」という人も。
ごはん1杯の原価は最低でも約20円、「愛想が悪くなったら控えるのが賢明」
ヤフー知恵袋に寄せられた「ご飯おかわり自由の店で、おかわり何回までが許容範囲ですか?」という相談では、
「基本的に、おかわり自由なんで、残さなかったら何杯でもOKですよ。しかし、個人経営の店では、おかわりを頼むと、3杯目くらいから、愛想が悪くなるときは、おかわりはやめたほうが賢明ですね」
という回答がベストアンサーに選ばれている。確かに一人の客にたくさんの量を食べられたら店としては困る。
米の仕入れ、販売を行っている「お米のふなくぼ」(東京)のウェブサイトによると、1kgあたり300円の比較的安い米を使っていたとしても、ごはん茶碗1杯150gの原価は約20円。仮に5杯おかわりされた場合はごはんの原価が約100円かかることになる。店側がおかわりの回数を制限したり、予めおかわりを見越して茶碗1杯分のごはんの量を少なくするのも当然の措置といえる。
また、他のお客さんの分が残らないほど食べたり、店側が難色を示しているのにおかわりを要求するのは、モラルの面から見ても歓迎できるものではない。
自由という言葉は、好き勝手して構わないという意味ではない。たとえば就活で服装自由だからといって、ジャージで行く人はいないはずだ。店側の「ごはんおかわり自由」という言葉には、状況を見て、適切な量をおかわりしてほしいという意味が込められているのではないだろうか。
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