赤ちゃん写真の年賀状に「辛い思いさせたらごめんね」の文字 友人のこの一言は気遣い?それとも……
A子には出産時に”おめでとうメール”は送ったものの、それ以降は出産ラッシュ中の仲良しグループの集いにも行けていない状態だった。そんな中での赤ちゃん写真&「辛い思いさせたらごめんね」に投稿者は
「辛い思いさせると思うなら送ってくれなくていいし、その一言わざわざ何故書く??と理解できません」
とモヤモヤしている。この投稿にはA子に対する非難がゴーゴーで、「失礼にもほどがある」「無神経な女」「離れた方が身のため」「シュレッダーして絶縁が正解」などの書き込みが集まった。中には
「トピ主さんに辛い思いさせるのわかってて、自分のかっわいー赤ちゃんを見せつけたかったんですよ。凄く根性悪くないですか?そんな奴付き合う価値ありますか?」
との激しい書き込みも。「赤ちゃん付き年賀状でどうのこうのはもうお腹いっぱいだけど、これは故意の悪意」だと捉える人が多いようだ。投稿者はモヤモヤを晴らすべく、A子に「ひと言モノ申したい」と訴えているが、ある人は「直接モノ申すなんて甘い甘い」と切り捨て、
「私なら、彼女以外の友人たちに『見て~、こんなひと言が付いた年賀状が来たの~』と、参っちゃった顔で見せます。そして彼女の株を大暴落させてやる」
と他人事ながら相当怒っている様子をみせていた。
そもそも「独身の友人には家族写真の年賀状を送れない」というのもどうなの?
投稿者が傷ついた時点で、A子がしでかしたことは罪だ。しかし何故だろう、ここまで過剰なほどに女性たちが”共感怒り”するのは。そもそもの関係が”友人”であるなら、A子の罪を「悪意」ではなく「ミス」だと捉えてもいいのではないだろうか。女同士の友情の正体は、もはや完全に”マウンティング”でしかないのか。悲しい。
レスの中には、「確かに無神経に見えるけど、まさか貴方(投稿者)を傷つけようと思って書いた訳じゃないと思う」という意見もあったが、筆者もこれにほぼ同感だ。確かに「辛い思いさせたらごめんね」のひと言は余計だし、投稿者にだけ写真なしの別の年賀状を送るという手もあっただろう。
しかし、そうすることで逆に傷つけるかもしれないという不安も出てくる。慣れない育児の中、色々と思いを巡らせては何が正解かと悩み、結果、気遣いの仕方を間違えたという典型なのではないか。
「独身の友人には家族写真の年賀状を送れない」「妊活中女性には子ども写真付きのものは失礼」―。そんな風潮が広まっているが、そもそも年賀状は「今年もよろしく」のご挨拶や報告をするものであって、その挨拶をしている本人(とその家族)の写真を使うのは間違ってはいない。(リア充アピール蔓延中の)SNSとは異なる種類のものなのに、ごっちゃになっているのでは?だからややこしいし、あァ世知辛い。