日本の若者のスキル自己評価は世界最低 曖昧な「コミュ力」を重視するのが原因か | キャリコネニュース
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日本の若者のスキル自己評価は世界最低 曖昧な「コミュ力」を重視するのが原因か

「将来の職業に必要なスキルを身につけている」と考えている日本の若者は31.5%、世界平均の73.08%を大きく下回り、主要13か国の中で最低――そんな残念なデータが出た。人材サービスのアデコが3月16日に発表した、同社が拠点を置く世界各国の18歳から30歳の若者9572人を対象に実施した「就業に関する意識調査」の結果だ。

調査を実施した主要13か国では、同じ質問に「はい」と答えた割合は軒並み60%以上に上る。一方で日本は3割ほど。これはよく言われる「日本人の謙虚な国民性」を反映した結果と見てよいのだろうか。

日本の若者が重視する「コミュ力」は数値化できない

日本の若者のスキル自己評価は3割程度

日本の若者のスキル自己評価は3割程度

もう1つの質問、「あなたは、将来の職業のために、準備する必要があるスキルは何だと考えますか」への回答の傾向を見ると、そうではなさそうだということが分かる。

この質問では複数回答で8つの項目から選択する。多くの国の若者が「外国語」「実務経験」のどちらかをトップに挙げたのに対し、日本だけは唯一「コミュニケーションのスキル」(53.27%)を最重要スキルとして挙げ、さらに次に重視しているのは「弁論のスキル」(44.81%)だった。

日本の若者が選択した「コミュ力」や「弁論のスキル」は、外国語や実務経験と比べ、スキルの定量化が困難だ。評価基準が曖昧なせいで、自信のスキルがどの程度に位置するのか測りかねているのではないだろうか。最初の質問「将来の職業に必要なスキルを身に着けている」に「はい」と答える若者の割合が突出して低いのは、そうした背景があると推察される。

さらに言えば、日本で「外国語」が1位・2位にならなかったのは、他国と比べ、英語ができなくても仕事を見つけやすいためだと考えられる。全体では「外国語」が必要スキルのトップになったのは、英語ができないと仕事にありつけないという事情を反映していると見える。

「経済的安定」を求めるのは各国共通 「起業したい」はどの国でもほぼ最低 

経済的安定が各国トップに

経済的安定が各国トップに

調査では、「今後10年間における最大の望み」についても質問し、0点から10点のスケールで各項目への投票を依頼した。その結果、全体では「経済的安定」が平均7.33点でトップに、2位は「夢の仕事に就く/充実した仕事をする」(7.16点)となった。国別に見ても、「経済的安定」は各国で1位か2位のどちらかにランクインしていた。

興味深いのは、「自分の会社を興す」の点数の低さだ。メキシコとアメリカを除く全ての国で最低点数を取っている。

日本では、若者を「内向き志向」「チャレンジ精神が無い」などと評価し、起業に興味を持つ若者の少なさを指摘する声も多くあるが、本調査からは、そうした傾向は日本独特のものではないことが判明した。

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