仕事ができない部下への指導方法に悩む人たち 「即戦力を求めすぎない」のも大事だけど…… | キャリコネニュース
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仕事ができない部下への指導方法に悩む人たち 「即戦力を求めすぎない」のも大事だけど……

どうすりゃいいのよ

どうすりゃいいのよ

ガールズちゃんねるに「仕事ができない部下への指導方法」というスレッドが立ち、人材育成の難しさを感じさせました。7月初旬に書き込まれたもので、スレ主は入社2カ月の新人指導に苦戦しており、こんな風に嘆いています。

「いまだに同じミスを繰り返し、仕事のスピードが極端に遅い。しかも、ここから教えないといけないのっていうくらい常識がない。 挙げ句の果てにやる気が全く感じられず、自分で勉強している様子もない」

嫌というほど指摘してきたのに一向に改善されず、「上司からは指導の仕方が悪いと怒られる始末」とのことで、指導経験者にアドバイスを求めていました。(文:篠原みつき)

「子どもだと思ってみましょう。それも生まれたての子どもです」

これには多くの意見が寄せられましたが、まず、「2カ月ならそんなもの」、「即戦力を求めすぎない」と諭す声がありました。

「人に教えるって根気がいるよ。メモをとらせたり確認したり時々考えさせたり。でも威圧したりはだめだよ。怖がって質問してこなくなるからね」
「新人さんを大人だと思わない、子どもだと思ってみましょう。それも生まれたての子どもです」

確かに、最近はじっくり時間をかけて育てるという発想や余裕が持てず、どうしても即戦力が求められる風潮になっています。できる人はできない人の気持ちが理解しづらい面もあるでしょう。

一方で、きっぱりと「放置・見放す」という人もけっこういます。「出来ない人をなんとかできても、 やる気ない人はどうにもできません」と言い放ちます。こんなケースもありました。

「バイトで入った20代男性。上司が注意すると親が『うちの子は睡眠障害だから、よく眠れないんです!病気なんだから仕方ないでしょ!』と、電話してきた。 じゃ病院行けー! 本人も『責任のない仕事ならできる』って…給料もらっといて、そんな仕事あるわけないだろ…」
「私なんて、自分の残業増やしてまで指導してたのに、最終的に『職場いじめを受けました』ですよ…」

一生懸命教えたのになぜか辞められたという話は、筆者も何度も聞いたことがあります。教える側はその人のためを思ってやっているつもりでも、相手にとってはただのいじめとは、なんともやり切れません。

「仕事ができないことを気にしない」人もいる?

どう教えても仕事ができない人は、クビになるか辞めていくか、という人が多いですが、仕事ができないことを気にしないで会社に居続ける人も一定数いるようです。仕事ができなくても「コミュニケーション能力が高く世渡り上手」だというから驚きです。

「すごいコミュ力が高くて、周囲にはあたかも上手くやっているように見せて毎日平然と過ごしてます。むしろ仕事減らされて嬉しそうなくらい」
「彼女の分の仕事もしている私は定時で帰っているのに、そんなに仕事ないはずの彼女はせっせと謎の残業をしています…」

これらを書き込んだ人たちは、口を揃えて「こちらの神経がやられました」と訴えています。ある人は、 「無理をすると自分の身がやられますし、まともな事が通用しない相手もいますので」とした上で、「ある程度頑張ったら見切りをつけることも大事だと思います。私はそれができなくて自分が崩壊しました」と忠告していました。確かに、自分の精神が病んでしまうほどなら諦めも肝心かもしれません。

ただ、指導される側からは「毎日辛い。先輩がピリピリしていて質問しにくい」との訴えもあります。「質問したら、『忙しい』と断わられ、質問せずに進めミスをすると『なんで質問しないの?』と言われます」という人もいますので、自分の指導法が悪くなかったかよく考え、やる気があるかどうか話し合った上で見極める必要があるでしょう。

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※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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