意外と多い「死ぬのが怖い人」―「無になるのが恐ろしい」「生まれ変わってゴキブリにでもなったら」 | キャリコネニュース
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意外と多い「死ぬのが怖い人」―「無になるのが恐ろしい」「生まれ変わってゴキブリにでもなったら」

子どものころ、死ぬことがとても怖くなった経験はないでしょうか? 筆者は中学生のとき、急にそれを考えすぎて眠れなくなった時期がありましたが、成長とともにあまり考えなくなりました。しかし、そうした恐怖をずっと抱え続ける人もいるようです。

先日ガールズちゃんねるに「死ぬのが怖い人」というトピックが立ちました。トピ主は、「人間で、平和で豊かな日本で生まれたことが凄く幸せ」という思いを述べた後、

「もし死んで、生まれ変わってゴキブリにでもなったら」
「人間になっても紛争地域などに生まれたら」「生まれ変わらずに永遠に無だったら」

と思うと本当に怖いと語り、同じような方いませんか? と問いかけていました。(文:篠原みつき)

こわい。

こわい。

「眠りに落ちる前に恐怖が襲って来て『わー!!』って叫んだ事も多々ある」

筆者は、生まれ変わりをあまり信じていませんし、あったら却って厄介だと思っているくらいですが、トピ主は、死んだ後がどうなるか分からない怖さを感じているようです。

この問いかけにまず挙がったのが、「眠るように死ねたら死ぬ事自体は怖くない」など、死そのものより、「死ぬほどの痛み・苦しみ」を怖がる声でした。また、「自分が死ぬのも怖いけど、愛する人・家族とかを失うのが一番怖い」「子供を残しては無念」など、自分より大切な周囲の人を思う場合も多いようです。

中には深刻な人もいて、「毎日死ぬのが怖いって思ってる」と書き込みます。

「事件や事故、病気で亡くなった方の話やニュースを見ると、自分もそうなったら…と考えて心臓バクバクしてくる」
「私はアラフォーだけど10歳位から死ぬ事に対して恐怖心を待ち続けている。眠りに落ちる前えもいわれぬ恐怖が襲って来て『わー!!』って叫んだ事も多々ある」

こう書いた人は、子どもに死の恐怖を味合わせることの申し訳なさや、親・兄弟が死ぬのも恐怖も書き、「自分でもここまで死に執着してるのが不思議」と心情を吐露しています。

「無になることが怖い」という感情を「生きる」ことへ集中させたほうがいい?

一方で、「死んだら生まれ変わるとかないよ。心配しなさんな」など、考えすぎを指摘する人もいて、筆者も同感でした。ただ、こうした声も「無になるのが怖い」という人たちには響きません。

「死ぬときの苦しみに恐怖はないけど、自分がなくなる恐怖がある(中略)死んだら永遠に無なんだと思うと、めちゃめちゃ怖い」
「旦那が死恐怖症です。痛さとかではなく、死んだあと今までの記憶、感情、全てが無になるのが怖いと言ってる。私は元々痛さが怖かったけど、家族が出来てからは無になることが怖いです」

このご夫婦は、宗教を信じておらず救いはないと書いており、なかなか根が深いようです。

しかし、死が怖いのは自分を大切にしたいという自然な気持ちの表れで、基本的な幸せな人のようにも思えます。スレッドの中には、「人生詰んでるから生きることのほうが怖い」と書く人もいましたが、死んだ方がましと思いつつ、怖くて死ねない人もいます。生物が命を繋ぐために、「死への恐怖」はある程度必要なものでしょう。

人間、過去と未来を考えすぎると不安になるといいます。筆者は、悩んでも分からない死後のことは考えないようにしています。怖いのは自分だけじゃないと考えて、先のことを考えすぎるより「今を生きること」に集中するほうが良いと思いますが、どうでしょうか。

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