映画でのエンドロールを最後まで見る?「余韻に浸って映画館がボヤッと明るくなるのは好き」「それも含めて一つの作品」
映画館で映画を観ると本編終了後にエンドロールが流れるが、すぐに帰るかどうかは悩むところだ。2ちゃんねるには7月末、「映画館でエンドロールが流れても残ってる奴って何なの?」というスレッドが立ち、スレ主は、
「なんで出ないの?」
と疑問を投げかけた。
「そそくさと帰る奴って何をそんなに急いでるの?」
エンドロールとは、映画などの作品の終わりに、出演者などの情報の字幕を流すもの。本編はもう終了しているため、最後まで見ずに席を立つ人を見かける。スレ主と同様に、わざわざエンドロールを見続けることが理解できない人もやはりいるようで、
「エンドロール中に帰ろうとしたら友達にキレられた 意味わからん」
と投稿している。エンドロールを最後まで見ていると、観客が一斉に退出するため出口付近が混雑する。先に席を立っておけば比較的空いている時に出られるのでストレスは少なそうだ。
しかしこのような意見は少数で、「そそくさと帰る奴って何をそんなに急いでるの?」「むしろエンドロール流れてるのにがさがさ帰るのやめてくれよ 」など、さっさと帰る人の気持ちがわからない人が圧倒的に多かった。
その理由としては、「余韻に浸りたいじゃん」「余韻に浸るのが1番だな」などが挙がっている。退屈だった映画ならすぐに帰りたくもなるが、面白かった映画であれば本編終了後に内容を振り返りたくなるものだ。
エンドロールでは挿入歌が流れることが多いので、余韻に浸るには適している。映画は休日や余暇、あるいは仕事終わりの時間帯などに非日常感を求めて行くこともあるので、あまり急いで席は立ちたくない。
「一つのものを共有した仲間が他人に帰る感じが少し寂しい」
ほかには、
「最後に何かあるかもしれないと期待しちゃう」
「後日譚とか第二のオチとかあったりするからな」
など、何か面白い映像が流れるのでは、という期待感から見る、という人もいる。エンドロール終了後には、特別映像や次回作の情報が流されることもあり、それらを見逃すのはもったいない。挿入歌のタイトルやロケ地などの情報を知る目的で見る、という人もいる
また、「エンドロールも含めて一つの作品だと思ってる」や「一つのものを共有した仲間が他人に帰る感じが少し寂しかったりする 」という理由を挙げる人もいる。確かに同じ作品を同じ空間で見て感動すると、不思議なことに周囲の人と一体感を得られることがある。これは映画館で映画鑑賞する醍醐味だろう。
エンドロールが終わると、館内の照明が点いて周囲が明るくなるが、この瞬間が好きだという意見もあった。
「余韻に浸って映画館がボヤッと明るくなるのは結構好きだけど」
この投稿に対しては、「現実に戻ってきた感あってすきだわ」「わかる」などの賛同の声が挙がっている。普段の生活では、何かと時間に追われている。せめて映画くらいは、ゆっくり時間を過ごしたいものだ。
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