勝間和代「嫌な上司への対処法」を説く「変な上司が自分の上にいちゃ困るので、どかす算段をする」
番組が紹介したのは読売新聞の記事で、養命酒製造が東京で働く人1000人に調査した「疲れが倍増した上司のセリフ」だ。以前キャリコネニュースでも紹介しているが、トップ5までは下記の通りとなる。
1位「常識でしょ/当たり前でしょ」
2位「そんなこともできないの?」
3位「前にも言ったよね?」「自分で考えてやれ&勝手にやるな」
5位「まだ終わらないの?仕事遅いね」
確かに、言われればどっと疲れが出るセリフだ。意見を求められた勝間さんは、冒頭の発言の後「まずは同僚と結託する」と説明。だいたいそういう上司は皆に嫌なことを言っているので、それらのデータを集めた上で、「上司の上司」に世間話などを通じて報告するのだという。
「その上司の評判を落として、上司をどっかにやるんですよ」
「変な上司が自分の上にいちゃ困るので、『どかす手段』を考えるわけです」
さすがは勝間和代。凡人では「嫌なら辞める」くらいしか思いつかないところ、「陥れて排除せよ」というミッションを奨めている。しかも「結託しデータ収集する」ところがポイントだ。これを下手に1人でやれば、誹謗中傷の罪で返り討ちに合う可能性もあるが、複数の事実に基づいた情報は説得力がある。
「上司の役割は部下を助けて仕事を進捗させること」
ただ、元野球選手である坂東英二さんは、「上司も部下も出来が悪いということでもある」「プロレスや野球界ではもっとひどいこと言うよ」「これでくじけるようではアカンですよ」などと、上司の無神経な言葉を擁護していた。
しかし勝間さんは、それを「古い考え方」と一蹴する。
「どんなに部下の出来が悪くても、こういう言い方したらダメなんですよ、上司は」
「上司の役割は部下を助けて仕事を進捗させることなんですよ。これ全部邪魔しているじゃないですか。だから上司失格ですよ」
とバッサリ。まさに上司のあるべき姿を説いている。
一方で、タレントの内山信二さんは「僕は嫌なこと言う人も身近には必要だと思ってるんですよ」と別の見方を示した。
「そういう人を(周囲に)置いた方が冷静に自分を分析できるというか、周りにイエスマンばかりじゃ成長しないと思うんですよ」
などと、厳しい意見の人を側に置くメリットを説いていた。確かに、人間ときには厳しいアドバイスをくれる人が必要なこともある。
だが、勝間さんはそれに賛成しない。この場合のダメ上司には当て嵌まらないというのだ。
「いや……こういう人たちは、的確なアドバイスはできないんですよ。自分が満足するために他人を落とすタイプなんで。そういう人がそばにいると害になるから良くないです」
と断言した。
勝間さんは、自身もこういう上司に当たったことがあるといい、やはり「そういう上司からはなるべく逃げるか追い出す算段をします」とキッパリ。勝間流は首尾一貫しているようだ。
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