上司へのゴマすりは出世に必須? 媚びるのではなく「ニーズを察する」「相手を尊重する」と考えると良いかも | キャリコネニュース - Page 2
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上司へのゴマすりは出世に必須? 媚びるのではなく「ニーズを察する」「相手を尊重する」と考えると良いかも

ゴマすり、と言うと聞こえは悪いですが……

ゴマすり、と言うと聞こえは悪いですが……

コメントの多くは「結果を出す」「資格を取る」「人望」「素直でいる」「そこそこの能力と運」など、仕事の頑張りやスキルを高めること、人柄やコミュニケーションスキルの向上を挙げる。

他方、「学歴とコネ」「勝ち組派閥に残る」と現実を叩きつけてくる人や、「上司に気に入られるしかない」と結論づける人が圧倒的に多い。「上司とタバコ吸う」も、その一つだろう。

「上司が評価するんだから、上司に気に入られるしかねえだろ」

と断言する人がかなりいた。中には「社会人を10年続けてわかったこと」として、こんな嫌なことを書く人も。

「ゴマをすった方が真面目に結果を出すより出世する」
「平気で嘘ついてミスの責任を他人になすりつけることができるやつが出世する」

何があったんですか……と訊きたくなるが、こうした「他人を蹴落とす出世競争」は、大きな組織でよくあるものなのだろう。

一方で、評価基準が明確に決まっていて「上司はさほど関係ない」と思える会社もあるらしい。「昔は上司とかあったけど、今は大抵の会社が結果が全て。大企業ほどそう」という声もある。

しかしながら、「そんなもん会社によって全然違う」と混ぜっ返しも入る。「まず各部署で出世してる奴を見てそいつらが何に秀でているのかを知れ。ここでそれらしいこと言ってる奴の言うことはそいつの会社でのことなので役に立たない」と指摘する。身も蓋もないが、確かに出世したいなら「自社の人事評価がどのように行われているか」知る必要はある。

上司が自分に何を求めているか考えて仕事すれば、おのずと評価されるはず

様々なケースがあるだろうが、AI評価が導入されている場合は別として、出世の鍵を握っているのは、まだまだ上司である。やはり上司に気に入られるに越したことはない。では、上司に媚びて毎週末飲みに行かなきゃならないのかというと、そんなこともない。

マイナビ新書の「最強『出世』マニュアル」(浅野泰生 著)によると、どの上司にも、「仕事のやり方」の好き嫌いがあるという。「報告のしかた」「伺いを立てるタイミング」「業務の進捗管理」などのことだ。

例えば「決められた期限ギリギリで100%の仕上がりの成果物を提出してくる部下」と、「60%の仕上がりでも期限の1週間前に提出してくる部下」のどちらが好まれるのか?

「正解はあなたの上司が持っているものなのです」

とのこと。言われてみればなるほどと頷ける。筆者にも思い当たるフシがあるが、この「好み」は、何度か指示に答えているうちに気付くはずだ。

「上司に気に入られる」というと、いつもゴマをすって媚びているマイナスイメージがあるが、「相手を尊重する」「ニーズを察知する」と考えればいい。それすらも面倒な人は、出世とは縁がないと割り切るほうがいいだろう。

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