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19年卒の就活生「やりたいこと」より「活躍し評価されること」が上回る 「やりたいことがわからない」は1割のみ

どんな風に働きたいですか?

どんな風に働きたいですか?

調査は1月25日~2月1日、全国の2019年卒予定の学生(男性291人、女性257人、その他3人、計551人)にネット上で行なった。注目は、「自分のやりたいことと、入社後の活躍・評価について(単一回答)」の回答だ。

1番多かったのが「自分が活躍でき、社内外から評価される仕事ならば、自分のやりたい仕事でなくても良い」(45.8%)で、反対の「活躍し評価されるかどうかではなく、自分がやりたいことにチャレンジしたい」(41.1%)を上回った。続いて「まだやりたいことがわからない」(11.5%)、「その他」が1.6%という結果だった。

上位2つに大きな差はないものの、「やりたいこと」より「活躍・評価」を重視する人が多かったのだ。同調査では、「仕事をすることで得るものとして『やりたいことをする』ことに対する充実感よりも、『活躍したい』『認められたい』と他者からの評価を重視する傾向にあることが見てとれます」と分析している。

「働き方について気にしているポイント」1位は「長時間労働」

確かにそういう面もあるだろう。だが別の見方をすれば、「就職するからには、自分のやりたいことだけできる訳ではない」と冷静に考える学生も多いのではないだろうか。そもそも新卒でいきなり大活躍できる仕事を任せられるとは考えにくい。

それより気になるのは、働き方の問題かもしれない。今、長時間労働を初めとする「働き方」をめぐる話題が活発化している。そんな中、同調査結果の「働き方について気にしているポイント」は、次の通りだ。

「長時間労働やサービス残業があるか」(64.4%)
「有給休暇が取得しやすいか」(55.4%)
「結婚後の待遇、働き方を考慮してくれるか」(43.6%)

また、「がむしゃらに働くことも厭わないので、特に気にしない」は、昨年の調査で11.8%だったが、今年の調査では7.1%とダウンした。次のようなコメントが紹介されている。

「長時間労働が当たり前の企業では、いつ過労死する社員が出てもおかしくないと思うから」
「(長時間労働は)近年特に問題視されている事だと思った。この問題に対し取り組んでいるかどうかも企業の将来性に繋がると思ったため」

2019年卒の就活生が、「働く」ことを冷静に捉え、志望先を見極めようとする姿勢がうかがえる。「やりたいこと」にこだわるより、なるべく労働条件のよい環境に身を置き、与えられた役割をまっとうする(その中でキャリアアップできれば尚良し)、という考え方もありなのだ。

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