「新卒でコンビニオーナーに」ローソンが「新卒起業家育成制度」開始 オーナーになるまでは月額25万円支給で生活保証
ローソンが2019年卒採用から「新卒起業家育成制度」を始めた。採用者は契約社員として入社し、2か月間実店舗で業務を覚えた後、所定の試験に合格すればフランチャイズ店のオーナーとして働くことができる。
制度名に「新卒」と付いてはいるが、既卒者も応募可能で学歴も不問。契約社員として働く間は、固定給として月25万円が保証され、社内規定に応じて年2回の賞与も出る。年間休日は112日で、慶弔休暇などは別途付与される。
開業時にかかる費用は免除 100万円の奨励金も支給
ローソンのフランチャイズ制度ではこれまで、オーナーになるためには、20歳以上で、2人以上の専従者を設け、店舗近隣に住宅を準備できる人などの条件があった。「新卒起業家育成制度」ではこれらの条件が緩和され、1人でも開業が可能だ。
開業に必要な費用や資金のバックアップも充実している。通常のフランチャイズ制度では、研修費50万円と開店準備手数料50万円、合わせて100万円の費用がかかる。しかし、今回の制度ではこの100万円が免除され、さらに「FC加盟奨励金」として100万円が支給される。退職・独立時には、引っ越し費用として5万円を上限に支援してもられるほか、家族がいる場合には転居支援金として最大50万円の支援がある。
今後は大阪で4月21日、東京で25日に説明会が実施される予定だ。