転職者の求めるもの1位「やりがい」、95%が回答 「年収アップ」「勤務条件の改善」を大幅に上回る結果に
リクルートキャリアは7月26日、転職活動者の仕事とプライベートの理想の在り方に関する調査結果を発表した。調査は今年3月に実施。同社運営「リクナビNEXT」の登録者で、今年3月に正社員または契約社員として働きながら転職活動を行っていた832人から回答を得た。
仕事とプライベートのバランスを聞くと、最も多かったのは「仕事とプライベートのバランスがとれている」(71.6%)。次いで「プライベートが中心」(18.8%)だが、「仕事が中心」という人も9.6%いた。仕事中心を男女別に見ると、男性(11%)が女性(5.6%)を上回った。
「転職者は仕事や成長に対する意欲が低いわけではありません」
一方、転職で実現したいことを聞くと、上位3つが「仕事のやりがいを感じられる」(95.1%)、「経験や能力が活かせる」(91.6%)、「専門性やスキルの習得など仕事を通じて成長できる」(90.6%)で9割以上となった。
4位以降、「年収が上がる」(78.4%)、「魅力的な仲間と働ける」(75.0%)、「勤務時間、休日休暇等勤務条件の改善」(73.3%)、「趣味の時間を確保する」(69.4%)、「キャリアアップを目的とした学びの時間を確保できる」(67.3%)と続く。具体的には。
「新しい仕事にチャレンジしたい」(50歳男性)
「自分の新たな可能性を探したい」(40歳女性)
「最新の技術を学びたい」(28歳男性)
などの声があげられた。調査元は「転職者は仕事と生活の調和を理想としつつも、仕事や成長に対する意欲が低いわけではありません。企業には、将来キャリアも含めて転職者としっかり向き合うことが求められています」とコメントしている。