コメント欄には、多くの体験談が集まった。毎回挨拶しても自分だけ無視されるため、挨拶するのを止めたら「あの人、挨拶もできないなんて」と吹聴されたという声も見られた。
「ホットケーキミックスで作った手作りパウンドケーキでお菓子外しをする女がいた」
「メガバン地方大型店勤務でした 支店についたら靴からサンダルに履き替えるのですが、私のサンダルがどこにも見当たらず……サンダル隠しされました」
「私が配ったおみやげそのままゴミ箱に捨ててた女4人」
「名前を呼ばれずに、いつも”そこの人”って言われてた。直ぐにやめちゃったよ」
大人がいじめをしていることに非常に複雑な気持ちになるが、その内容は幼稚なものも少なくない。
「昔勤めてたとこで覗き被害にあった。スカートの中を鏡で覗かれるという手口」
いじめを通り越して犯罪被害に遭ったという書き込みも見られた。もちろん然るべきところに相談すべきだが、犯罪の手前であっても、いじめに遭ったら助けを求めてほしいものだ。
「いじめは団結力を生むから見て見ぬふり」という管理職も
先輩社員が業務を教えてくれないというのは、社会人のいじめの常套手段らしい。
「看護師のときは壮絶だった。初めてのことばかりなのに教えてはくれず、あたふたしてると出来ないと悪口」
「売り上げを一切教えてもらえない。(もちろん予算も。完全に蚊帳の外)」
「就業時間ギリギリに仕事を押し付けたり、変更があっても伝えなかったり」
誰かをいじめてスカッとしたいのかもしれないが、業務連絡を一切伝えないことは、回り回って自分にも面倒事が降りかかるリスクもある。いじめを止められない人は、そういったことまで考えが及ばないのだろうか。
当然、いじめは決して許される行為ではなく、会社としても毅然とした態度で適切な対応を講じてほしい。ただ、中には「いじめで妙な団結力が生まれるから上は見て見ぬ振り」と考えている管理職も存在するという。このようないじめ被害者を軽んじる企業の経営者には、「人手が集まらなくて大変」などと嘆く権利はないだろう。今いる社員のフォローやサポートをし、働きやすい環境を作るほうが先だ。