1位は「旭化成」で、労働時間の満足度は「3.81」。次いで、「ワコールホールディングス」(3.71)、「帝人」(3.63)、「クラレ」(3.43)、「タカキュー」(3.24)、「アダストリア」(3.23)、「ファストリーディング」(3.22)、「東レ」(3.21)、「三陽商会」(3.14)、「ワールド」(3.12)と続く。
1位旭化成の残業・休日出勤に関しては、
「休日出勤に関して管理職以外は全くと言っていいほどない。残業に関しても厳しく制限され、36(サブロク)協定に対しても違反なく、しっかり対応していると思う」(研究開発/20代前半男性/年収450万円/2014年度)
という口コミが寄せられている。同社は人材育成に力を入れており、年次や業種・職種に合わせた各種研修や資格取得の支援等を充実させている。
また、育児・介護支援制度や短時間勤務制度などを導入するだけでなく、男性社員や非正規社員も含め、実際に制度を利用しやすい体制を整えてきた。そういった姿勢が評価され、2008年には公益財団法人日本生産性本部が主催する「第2回ワーク・ライフ・バランス大賞」で優秀賞を受賞。
2016年には、子育て支援に積極的な企業なうち、特に取り組みが優秀な企業を厚生労働省が認定する「プラチナくるみん」を取得した。なお、2017年度の実績では月間平均残業時間は18.3時間、有給休暇の平均取得日数は16.6日。有給休暇の取得日数は平均よりかなり多い水準だ。