全国47都道府県の女子高生・男子高生ネットワーク「高校生ラボ★47」は5月17日、日本全国の現役高校生597人を対象に調査した「現代高校生の部活動事情」を発表した。
現役の高校生で部活動に所属しているのは、49%だった。約半数の高校生が帰宅部ということになるが、部活をしない理由としては、放課後の時間をアルバイトや友達と遊ぶ時間に充てたいという意見が多かった。
大会で好成績を残すためにガッツリ部活は少数派に
プライベートの時間を大切にしたいという傾向は、部活動に所属している人にもみられる。部活動に所属している人に活動頻度を聞いたところ、7割が週2~3日だった。やはり部活以外の時間は、アルバイトや友達との時間に使い、部活とプライベートを両立している人が多いようだ。一方で、大会で好成績を残すためなどで週5~6日で部活をしている人は三割程度であった。
部活動のあり方が変わってきている中で、どんな部活が人気なのか。現在入っている部活で最も多かったのが「軽音楽部」であった。人気の理由としては、昨今のバンドブームや、バンドを題材とした人気アニメの影響などが挙げられる。また、高校生はライブハウスの出演が禁止されていることもあるが、最近はYouTubeなどで自らの演奏を発信できるのも音楽活動を後押しする要因になっていそうだ。
2位は「ダンス部」。2012年に中学校のダンスが必修化されたこともあり、現在の高校生にとってダンスは以前よりも身近になっている。”登美丘高校ダンス部”のテレビ出演が話題になったことも記憶に新しい。3位以降は「演劇部」、「吹奏楽部」、「バレーボール部」となっている。