管理・事務職の40代女性は以前、家族経営の小さな会社で正社員として採用された。その時、社長に、
「事務は契約を取ってこられないんだから、会社にとっては荷物でしかない」
と言われた。また何のアドバイスもないまま「これやってみろ」と過去の資料だけ渡され、仕上げて報告すると「何でこんな風にやるんだ。お前は言われたことだけやってろ!」「大卒なのにこんなことも出来ないの?」と言われた。
ほかにも社長に外食をご馳走してもらうと、帰る直前まで何度も「ありがとうございます」を強要されたり、勤務時間中に飼い犬のゴールデンレトリーバーの散歩を命じられたりすることもあったという。女性は「3か月で辞めてやった。辞めて本当に良かった」と振り返る。
営業職の30代女性は、段取りの悪い女性上司について、「自分のキャパも自覚せずに舵取りするから、あらゆる事が溢れてトラブルに繋がってる」と困っていた。女性は、上司が原因である日々のドタバタをこなし、最低限フォローして定時で帰っていた。
「だって残業したって終わらないんですもの。そうしたらある日、突然個室に呼び出され、『そんなに定時で帰れる余裕あるなら、仕事振るけど?』と言われた。わざわざ呼びつけて何を言うのかと思ったら……」
残業しない=仕事をしていない、という認識を持っている上司のようだ。女性は「まだ上には言っていませんが、プロジェクトのキリが良いところで退職願を出して夏のボーナスもらったら辞めます。会社はココだけじゃないですし」と胸中を吐露した。
上司の説教時間で時間を食い、残業申請すると「仕事していないのに残業か」
大企業で働いていた技術職の30代男性は、上司からパワハラを受け、退職を決意した。男性のことを嫌っており、毎日八つ当たりなどで1~5時間怒られていたという。少しでも仕事に遅れがあると、
「お前は仕事をしていないし仕事が出来ない。入社〇年目のくせにそんなこともできないのか? いつまでもたっても昇進は無理だな。オレの言ってることが分かるか? いいか、お前はダメなんだ」
などと怒られていた。この時間のせいで業務が遅れ、残業をすると伝えると「仕事していないのに残業か。高い金もらってるエンジニアだろと」と2時間くらい立たされ、怒られたという。前任者の致命的なミスを発見し、上司に相談したときも見事に怒られ、責任を押し付けられた。男性は、
「さすがに、うつ病の症状も出ましたし、自殺未遂もしました。現在は良い仕事にご縁があり、回復しやりがいをもって頑張れています。今でもフラッシュバックには苦しんでいます」
と語る。当時の経験から得たことは「精神的な無理はせず逃げる」「周囲は見てくれている」「でも会社は守ってくれない」「自分の制御方法」だといい、この状況について、
「日本特有の閉塞的な職場だからこそ起きているような気がします。私よりも辛い人をしている人は沢山いると思いますが心だけは、壊さないでほしいと願います」
と綴った。
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