有期雇用のデメリット1位「将来が見えない」、2位「収入が一定ではない」 | キャリコネニュース
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有期雇用のデメリット1位「将来が見えない」、2位「収入が一定ではない」

有期雇用のデメリット

有期雇用のデメリット

アーキ・ジャパンは7月25日、「有期雇用と無期雇用」に関する調査結果を発表した。調査は7月にネット上で実施し、20~30代の転職を考えている有期雇用者1011人から回答を得た。

次の転職先では「無期雇用」がいいと回答した人が53.2%。有期雇用のデメリットを聞くと、「将来が見えない」(61.7%)が最多となった。次いで、「収入が一定ではない」(41.5%)、「安定していない」(37.1%)、「家族/パートナーから心配される」(29.8%)、「やりがいを感じない」(14.1%)と続く。

無期雇用に感じるメリット「収入が安定している」「家族/パートナーから信頼を得られる」

有期雇用から無期雇用へ転職する際に「業界を定めない」という人は36.3%。理由として「こだわると無期雇用になれないため」(47.2%)という声が多かった。他に、「業界よりも社風で選ぶ」(26.2%)、「社内環境を見ているため」(24.1%)という人も。

有期雇用から無期雇用を希望する人の中には、業界を絞ることで「無期雇用になれないかもしれない…」と不安に感じ、業界よりも雇用形態を重視し、転職を考える方も多いようだ。

「有期雇用者として働いていた会社で、無期雇用に対する魅力を感じたことがある」という人は75.1%にのぼる。理由として最も多かったのは「未経験でも優遇された」(35.1%)で、次いで「アットホームな会社だった」(31.6%)、「やりがいを感じた」(18.5%)、「将来性を感じた」(13.3%)と続く。

無期雇用になれなかった理由を具体的に聞くと、「無期雇用を結ぶだけのスキルがないと会社側に判断された」(長崎県/30代/男性)という声のほか、

「売り上げが伸び悩み、無期雇用としては雇えないと言われたため」(兵庫県/30代/女性)
「雇い止めにあったため」(新潟県/20代/男性)
「そもそも派遣しか採っていないため、無期雇用契約に結びつかなかった」(北海道/20代/女性)

といった声が寄せられた。同社は、”無期転換ルール”は施行されているものの、「企業によっては雇い止めで運用されていない所や、スキル不足と判断され無期雇用者として働くことができない現実もある」と指摘する。

無期雇用に感じるメリットについては、半数以上が「収入が安定している」(52.5%)と回答している。次いで「家族/パートナーから信頼を得られる」(17.4%)、「やりがいを感じる」(12.2%)、「福利厚生がしっかりしている」(11.7%)、「成長を実感できる」(5.5%)と続く。

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