夏季休暇はないという人からは「会社で夏季休暇は設けられておらず、取るとしても自身の有給休暇を消費するのみになる」(20代・女性・管理)、「夏季休暇を取れるほど人が潤っていない」(30代・男性・接客販売)という声が出ていた。会社内のルールや環境が原因であるようだった。
また、夏季休暇を取得する予定がある人とすでに取得した人にその日数を聞いたところ、1位は「5日間」で25.2%、2位は「3日間」で23.6%、3位は「9日間」で10.8%となった。
ちなみに、昨年に比べて夏季休暇が「増えた」と回答した人は12.5%で、「変わらない」が最多の82.0%となった。増えた理由としては、「働き方改革により会社の方針が変わったから」(20代・男性・営業)という声が出ていた。
「働き方改革」によって夏休みを有休として消化することになったひとも
夏季休暇に使えるお金については、昨年と比較して「変わらない」が最多で63.6%だったものの、「減った」が28.5%と約三割の人が減少していた。
主な理由としては「残業が減ったため」(30代・男性・システムエンジニア)など収入面のマイナスが多かった。働き方改革によって連休を取りやすくなったという人もいる一方で、残業時間が減り、収入が下がっているという人も見られた。
働き方改革で夏季休暇のルール変更があった、という人は9.7%しかいなかった。具体的な変更内容を聞いたところ、「有給休暇とは別に夏季休暇を消化することになった」(40代・女性・システムエンジニア)、「7~9月以外でも取得可能になった」(40代・女性・医療福祉)といった、休暇が増えたり、連休が取得しやすくなったという意見が見られた。
一方で、「強制的に有給休暇を取らせるため特別休暇がなくなった」(40代・男性・システムエンジニア)、「夏季休暇という名称が有給休暇という名称に変わった」(30代・男性・不動産管理)といった、働き方改革によって夏休みとして有給休暇を消化するルールになったという声も多く見られた。