コンサルティング事業などを行うタバネルは8月20日、「上司についての意識調査」の結果を発表した。調査は今年8月にネット上で実施し、20~59歳の会社員369人から回答を得た。
自身の上司について「良い上司」(13.8%)、「やや良い上司」(35%)の合計が48.8%となった。仕事のやりがいについて聞くと、「良い上司」と答えた人は「やりがいがある」(41.2%)と「ややある」(25.5%)の合計が66.7%となった。
一方、「やや良い上司」だと計47.3%(「やりがいがある」7.8%、「ややある」39.5%)、「良い上司ではない」だと計31.8%(「やりがいがある」4.8%、「ややある」27%)と減少傾向となった。同社は「より良い上司のもとで働くほど、やりがいを持って働くことができる」としている。
良い上司を持つ人ほど、自分のことを知ってもらう・人のことを知る機会がある
自分の意見を上司は聞いてくれるかを聞いた。自分の上司が「良い上司」という人は96.1%が聞いてくれると回答したが、「やや良い上司」は77.5%、「良い上司ではない」は27.5%となった。
上司の指示の仕方が明確と回答した人は、「良い上司」では80.8%だが、「やや良い上司」は60.5%、「良い上司ではない」では15.3%しかいなかった。
また、上司の意見や考えを理解しているという人は、「良い上司」と回答した人で92.2%、「良い上司」で69%、「良い上司ではない」で24.8%となった。
ほかにも「チームに対する意見を述べる機会」や「自分の仕事の成果やがんばりを他人に知ってもらう機会」といった”自分を知ってもらう機会”や、「周囲の人やチームの状況を知る機会」や「他人の仕事の成果やがんばりを知る機会」といった”他人を知る機会”があると回答した人も、「良い上司」が「良い上司ではない」を大きく上回った。