販売・サービス職の30代女性は、退職が差し迫った現況を述べる。所属長が中心となって行われるパワハラが横行して、「北朝鮮のような部署になっている」という。
「みんな平気で人を売るし、もちろん誰も庇ってなんてくれない。誰かがターゲットになれば胸をなで下ろす日々。みんなの前で上司に怒鳴られ、反省文を読まされ吊るし上げ。その上の上司には媚を売っているから信じてもらえない。もう嫌なら辞めるしかない」
建築・土木系技術職の60代女性は、頭が固い社長と折り合わずに苦しんでいる。女性は新規事業部署の立ち上げにあたり、同業他社から入社したという経緯があり、発言力はあるようだ。
しかし、事業の具体的な内容や実情を何度説明しても社長は理解せず、環境整備等をいくら訴えても「私が経営者です」と却下。
それでも女性は、なんとか受注業務を仕上げることができた。今度は万全を期して報告したが、「言い訳するな」と一蹴された。女性は、新業務の受注だけ行って辞める予定だという。
年に一度しか清掃しないため、非常に不衛生なオフィス
クリエイティブ職の40代女性が苦汁を飲んだのは、世間にブラックとして知れわたる上場企業でのことだ。代表や役職者の誕生日になると、「全従業員から一口5000円以上を強制徴収」されていた。
しかも、「代表は毎回、集めた上納金でクルーザーやら高級腕時計を買い、それを従業員に有料で貸し出していた」という。また1年に一度しか清掃しないため、非常に不衛生なオフィスだった。それなのに女性が自主的に掃除しようものなら、
「なぜかものすごく邪魔された」
という。女性は一年もたずに転職した。
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