はじめに紹介するのは、部下から質問しようと試みるも、上司の態度に問題があるために諦めてしまった人の声だ。
「上司の滑舌が悪く、何を言っているのかわらない。でも聞き返すと不機嫌になるため、適当に返事をし、聞き取れたところだけで推測して仕事をする」(20代女性/販売・サービス職)
聞き返して上司の機嫌を損ね、雰囲気が悪くなってしまうのならもう諦めるしかない。滑舌の悪さを自覚して、少しでも伝わりやすい話し方ができるようになれば部下も働きやすくなるのではないだろうか。
30代男性は「上司が話を聞かない。あまりにも聞かなすぎて話してもしょうがないと諦めてしまった」と現記している。
「何を言っているのかわからないまま、お前やれと言うだけ」
コミュニケーションに不満のある上司から離れようと決意した人もいる。
「何を言っているのかわからないまま、お前やれと言うだけ。できなければ『ちゃんと聞いていないからだ』と文句を言われる。こんなことが3年続いたので、見切りをつけることにした」(30代男性/技術職)
この男性の「見切り」が転職かどうかは定かではないが、上司とのやり取りに不満を持ち、今後の進退を考えるケースもあるようだ。管理・事務職の20代男性も、
「会話が成り立たない。ワンマン体質の会社のため、社長の心変わりですべてが変わってしまう。離職率も高く、私も続けるのは難しいかと…」
と転職を視野に入れた心境を明かした。上司とのコミュニケーションがうまくいかなければ、人間関係はおろか、職場の雰囲気が悪くなることもある。スムーズに仕事を進められないのだから社員が転職したくなるのも仕方がないのかもしれないが、このような理由で貴重な人材が流出するのは会社にとって大きな損失だろう。
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