ほかの人はどの年代でどれくらい稼げていて、どれくらい貯金できているのかは気になるところだろう。今回は「30代営業職」の年収と貯金について紹介する。2019年に国税庁が発表した「民間給与実態統計」によれば、30代前半の平均年収は470万円、30代後半は528万円。
キャリコネニュース読者の声を見ると、30代営業職は働き盛りかつ会社の売り上げに直結する業種だけあって、全体的に400~600万円台が多い印象だ。しかし、
「不満。手取りが少ないので苦しい」(独身男性/年収470万円/月々の貯金額8万3000円/現在の貯金額330万円/目標貯金額2億円)
というように、全体的に不満の声が多く寄せられている。
「車のローンなどで貯金できない」
なぜ貯金が増えないのだろう。年収350万円の既婚男性は、
「給料の上下があり、決まった金額が貯金できない」(月々の貯金額0円/現在の貯金額30万円/目標貯金額500万円)
と理由を述べる。インセンティブなどにより、支払われる給与がその月によって異なると、貯金が難しくなるのは無理もない。貯金を増やすためには、営業成績をアップさせて給与を上げていくしかないが、それも大きなプレッシャーだろう。
他にも、「車のローンなどで貯金できない」(既婚男性/年収230万円/月々の貯金0円/目標の貯金額1000万円)という声も見られた。思うように貯められない現実に悩む人も少なくはない。
「投資をしているので貯金額には不満だが、将来への貯蓄と考えています」
反対に、貯金額に満足している人の意見も紹介する。
年収520万円で、現在の貯金額は250万円の独身男性は「投資をしているので貯金額には不満だが、将来への貯蓄と考えています」(目標貯金額600万円)と綴る。投資で資産を運用しているようだ。ほかにも、
「満足」(独身女性/年収860万円/月々の貯金額5万円/現在の貯金額500万円/目標貯金額2000万円)
「普通」(独身男性/年収650万円/月々の貯金額10万円/現在の貯金額500万円/目標貯金額1000万円)
「問題なし」(既婚男性/年収670万円/月々の貯金額10万円/現在の貯金額1000万円/目標貯金額3000万円)
といった声が寄せられている。いずれも平均的な年収よりも高額な人からの回答だ。貯金額に満足するにはある程度の収入はやはり必要といえそうだ。
ただ、年収1200万円の独身男性から「不満。余裕がない」(月々の貯金額25~30万円/現在の貯金額1200万円/目標貯金額5億円)という回答が寄せられているので、収入が多ければ必ずしも満足するとは限らないのだろう。
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