管理・事務職の40代男性は以前、ITのベンチャー企業に中途入社したが、社長のツンデレ行為に耐えきれなくなり退職を決意。入社初日から、社長の言動には不審な点があったという。
「社長と一緒に出勤するということで待ち合わせていたのに、忘れられて、結局は待ち合わせ場所に来ませんでした。入社前には『従業員数10人』と聞いていたのに、実際は社長を含め2人。業務内容も聞いていた内容と全然違いました」
また「トイレに行くために離席しただけなのに、『どこへ行っていたの』と社長からしつこく聞かれました」という。入社2日目には、社長から説明もないまま「これやっておいて」と指示を出された。男性が失敗すると、ネチネチと文句を繰り返してきた。
それでも男性は「わからないので教えてください」と聞いたが、「私にもわからない」と返答された挙句、「あなたを雇うべきでなかった」といわれる始末。社長のモラハラはさらに続く。
「自社HPで元従業員の悪口を書き込んでは、いかに従業員に恵まれないかを綴っている」
ある、休日、社長からメールが入った。「ネチネチと長文メールで『試用期間3か月で辞めてもらうかも』と言われました」という。それならば、と辞める旨を伝えると、
「手のひらを返したように『辞めないでほしい』と。その後も罵倒と懇願を織り交ぜながら説得されましたが、1か月かかってようやく辞めることを認めてくれました」
しかしそれ以降も社長は、
「終業時間の2時間前に『700通メールを送れ』と指示したり、詐欺の片棒を担がせようとしてきたり。もうパワハラどころか、犯罪行為を強要されました」
という。 社長は自分のことを棚に上げ、「自社HPで元従業員の悪口を書き込んでは、いかに従業員に恵まれずに苦労したかを綴っている」とのことだ。