技術職の20代女性は、ブラック企業だと思った瞬間に、「上司が殴られる」ことを挙げる。ほかにも、
「風邪をひいて休むと『仮病だろ』と言われて信じてもらえない」
「金曜日以外の平日に夜中の2時まで飲みに連れ回される」
「21時30分まで仕事をしたら、みんなでご飯に行く謎ルールがある。謎の外食ルールで帰宅するのは深夜24時」
「深夜にもかかわらず電話がかかってきて、それに出ないと怒られる」
など、上司・職場の発言や行動のはしばしからブラック臭を感じたという。
「『入居者からありがとうと言われる仕事』といった綺麗事を言うお偉方が多過ぎ」
では、どうすればブラック企業を避けられるのだろう。介護業界で働く40代女性は、「できるだけ現場を見せてもらう位しかないかもしれません」という。その理由について、
「介護職が減る一方なので、業界全体が入居者からの暴言や暴力などのブラックな面は隠す傾向にある」
と語る。女性が経験した実状はこうだ。
「社員の知らぬ間に基本給が下がっており、国からの処遇手当もどこで使われているのか開示していません。開示するよう求めた方もいますが、『うちはちゃんとやっている』と逆ギレをされ、開示されなかったそうです」
また、賃金を下げるための”からくり”も存在し、「ただでさえ少ない退職金がさらに下がります」という。そうしたことから、介護の仕事に疲弊し、他職種への転職も考えているというが「なかなか難しいのが現状です」と明かす。
「ネットでは『介護職=何もできない人』というレッテルも貼られるため、転職を考えても諦めてしまう方も多いです。辞める方は有休消化もさせてもらえないようです」
という。介護業界について女性は、「『入居者からありがとうと言われる仕事』といった綺麗事を言うお偉方が多過ぎるので、ブラックかどうかを見分けるのはかなり難しいです」とも綴っている。
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