1位「三井化学」のやりがいについては、
「規模のわりに、社員が少ないので若いうちからいろいろな体験ができる。とくにプラントの建設に携わると、業種・国籍などさまざまなバックグラウンドをもった人たちと共同でプロジェクトを遂行する。その点は、非常に楽しい」(プラント施工管理/40代後半男性/年収1300万円/2007年度)
といった口コミが寄せられている。同社は、1997年に「三井石油化学工業」と「三井東圧化学」との合併に伴い発足した総合化学メーカーだ。自動車用のプラスチック、紙おむつ用の不織布、食品包装用フィルムなど、さまざまな製品の原材料を提供している。メガネレンズの材料では世界トップシェアを誇っており、2018年度の海外売上高比率は45%を占めるグローバル企業です。2019年3月期の有価証券報告書によると、平均年間給与も約850万円(平均年齢約41歳)と高額だ。
「人と社会を大切に」という考え方のもと、社員が働きやすい環境づくりに注力しており、研修を実施するなどして超過勤務削減に取り組んでいる。その結果、超過勤務時間80時間以上(月間)の社員数は2013年度の991人(13.9%)に対し、2018年度には58人(0.9%)と大幅に減少。最終的には「残業80時間を超える社員ゼロ」の実現を目指している。
育児や介護などのライフイベントへの対応も手厚く、2018年度の育児休業取得率は女性が100%、男性は56%を記録。育児休業明けの「職場復帰支援プログラム」が制度化されており、2018年度の女性社員の育児休業からの復職率も100%だ。テレワーク勤務制度なども導入されている。