フィットネスインストラクターを務める30代女性は「毎度の事ですがなしです」と開き直る。
「仕事がない時もダンスの練習や振り付けを考えたり、目上のインストラクターのレッスンに出たりと休めません。なのに、1円たりともボーナスが出ません」
女性の勤務先には福利厚生がないばかりか、「妊娠したらクビ、客が減ったらクビで使い捨てのブラック職業ですよ」と古き悪しき慣習が残っているようで、スタッフの仲も良くないという。
40代男性のボーナス支給額は「1万円」。業績の良し悪しも勤続年数も関係なく、夏と冬、どちらのボーナスも一律1万円だという。
「1万円のボーナスでは正直喜びもなく、むしろ『雀の涙』より沢山の涙が出ます。かといって、月々の給料も良いわけではなく、手取りで15~20万円程度。 大きな買い物は当然出来ず、また少ない収入ですから独身者も多いです。田舎ですので、他社へ移ろうにも仕事がなく、みんな我慢して働いています」
と吐露する。20代の女性も「15万円です。働き方改革で残業できず収入が減ったのに、ボーナスが上がらない」と苛立ちを見せた。
ボーナス211万円なのに不満なワケは?
金額が高ければいいという訳でもないらしい。管理職を務める30代男性のボーナスは、業績悪化のため減額されて32万円。対応については「致し方ない」と理解を示しつつも、
「役員たちの給与はそのままで、管理職のボーナスだけが減らされるのは納得しません」
と憤りを語る。
勤続20年の40代男性は、支給額が「20万円」であることが悲しくてたまらないという。
「毎年同じ金額ですよ。いくら頑張っても同じで、後輩よりも少ないです」
中には、ボーナスが「211万円」だった30代の会社役員もいた。金額だけを見れば、一見うらやましく思える。しかし、男性は
「個人的には実績を残しており、勤務時間も長く働いている。実績や勤務時間等を比較した際に、労力と対価が均等ではない」
と会社の評価に納得していないようだ。
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