冒頭で紹介した保育士たちのように、パワハラを機に辞める決断をした口コミも寄せられた。
「パワハラ気味の行為を受けたため上司に相談したが、もみ消されたので辞めることを決心しました」(プロジェクトマネージャー、40代前半、男性、正社員、年収700万円)
「パワハラによる暴力で退職しました。全治1か月もの怪我を負わされ、やる気がなくなり退職。会社には事が起きる前から訴えていましたが動いてもらえず、事が起きてから隠蔽するように『訴えるのはやめてくれ』とお金を渡された。とにかくあり得ない会社でした」(制作ディレクター、20代後半、男性、正社員、年収500万円)
「こんな会社にいる必要がないと思った。モラハラ、アルハラ、パワハラのオンパレード。働いている時は怖すぎて何もできなかった。有給は使えず、ゴールデンウィーク等も無理やり出勤させられ電話営業、週末は無賃の社内予定だらけで休む暇もない。『合わないから辞めます』と言っても、退職届けを受け取ってくれるまで5日かかった。『それ以上かかるなら今まで集めた証拠で訴える』と総務に言ったら辞められた」(カウンターセールス、20代後半、女性、正社員、年収340万円)
パワハラのもみ消しや金銭による隠蔽工作を画策した企業もあるようだ。なかには暴力を振るわれた体験談もあり、そのまま続けていたら命の危険もあったかもしれない。仕事に追われた状態では、「自分が辞めたら他の人に迷惑がかかる」「今やっている仕事を手放せない」と退職を思い留まってしまう人もいるだろう。
しかし命や健康はなにものにも代え難い。そして精神面も安定していなければ良いパフォーマンスは発揮できない。現在職場でパワハラや理不尽な扱いを受けている人は、自分を守る行動として退職する勇気を持つことも必要だ。【参照元:キャリコネ】