「定期的な評価機会がない」と答えた人のうち「仕事の評価を受ける機会が欲しいと思う」と回答した人は78%に上った。
「定期的な評価機会がある」と答えた人に、「自分の仕事への評価に満足しているか」聞いたところ、48%が「満足している」と回答。その理由で最も多かったのは「評価結果が給与や賞与に反映される」(46%)で、以降、「評価者が自分の仕事をよく理解している」(35%)、「適切な目標が設定されている」(28%)という結果だった。
その一方、「満足していない」と答えた52%の人に理由を聞くと、「評価基準が曖昧」(67%)が最多で、次いで、「評価者が自分の仕事をよく理解していない」(49%)、「評価結果が給与や賞与に反映されない」(46%)が挙がった。
「定期的な評価機会がある」と答えた人に、「評価を受ける際に工夫していることや気をつけていること」を聞くと、1位は「自分の仕事を振り返ってから評価に臨む」(43%)、2位は「伝えることを事前にまとめてから評価に臨む」(33%)、3位は「成果だけでなく努力した過程も具体的に伝える」(30%)だった。
「自分の仕事量をデータ化しプレゼンすることで時給アップに繋がった」
評価を受けた際に、印象に残っている嬉しかった体験談として、
「営業事務として、営業同士のコミュニケーションが円滑に進むよう間に入り、気を回していました。その行動をきちんと評価してもらえたので、見てもらえていると感じました」(26歳)
「自分の仕事量をエクセルでデータ化してプレゼンし、時給をアップしていただけました」(42歳)
といったコメントが寄せられた。地道な努力を積み重ねていることが評価され、喜びに繋がったという声が多い。
一方で、残念だったこととして、
「努力の量に関わらず、評価が一律だったこと」(24歳)
「あなたの仕事は数値化しづらいから、目標を立てにくいし、評価もしづらいと言われた。それを評価するのが、上司の仕事では?と思いました」(38歳)
と、頑張っても評価に反映されないもどかしい気持ちや、上司が自分の仕事をよく理解していない不満が挙がった。その他には、
「良くない点だけ指摘され、評価されるための具体的なフィードバックがなかった」(33歳)
と、目標達成に向けたアクションの軌道修正をしたり、動機付けをするため指摘をしてほしかったというコメントも寄せられた。