技術職の30代女性は、過去に勤めたブラック企業の実態をこう語る。勤め始めて2日間は定時退社をしていたが、
「3日目からは勤務時間が15時間たっても返してくれなかった。『ここは定時で帰れないんですよ~』と軽く言われた……。朝5時から21時まで職場にいるのが当たり前になってしまったため、4か月で退社した」
20代男性は以前、写真業界に勤めていた。当時について、
「不規則な生活、低すぎる給料、最長で17時間にも及ぶ勤務時間……1か月で業界に幻滅し、辞めることを選びました」
という。現在は居酒屋でアルバイトをする傍ら作品を作っているが、「今の生活の方がはるかに楽」と語る。
「車の中で4時間説教、『歩いていけ』と途中で降ろされたときは駅のホームで泣いた」
人材派遣会社で営業をしていた30代男性は、上司からひどいパワハラを受けた経験がある。当時は営業のノウハウも教わらないまま、飛び込み営業に行かされたという。「当然何の成果も得られなかった」と明かす。
「4時間も車の密室の中で怒鳴られ続けた挙句、歩いて行けと車を降ろされたこともあります。このときはさすがに駅のホームで泣きました。最終的に3か月で限界がきて、その上司よりさらに上の上司に直接言って、その日に辞めました」
営業職の40代男性は、「試用期間で日給8500円にもかかわらず、21時まで強制的に残業させられた」という。日付をまたぐ日もあるが、タイムカードはあるが18時になると支店長が勝手に押す。
「残業代は一切出ない。パソコンは台数が少なくいつも順番待ち。いくらなんでも他にマシな職場があるだろうと2か月で見切りをつけて正解でした」
劣悪な労働環境から逃れる権利は誰にでもある。現在勤務している会社がブラック企業だと気づいたら、転職を視野に入れてみるのもいいかもしれない。
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