管理・事務職の30代女性の上司は、「自分の決定が正しい」という傲慢なタイプだ。任された仕事を忙しくなると放置する。それでいて暇になると、何もかも掘り出して否定攻撃に入るという。
「自分で言っておきながら『メールなんかみる暇がない』と言い訳をします。挙句の果てには『声をかけな』と人のせいにします」
また、上司と会話をしても「記憶喪失と思えるほど、言った言わないの展開になる」ことが日常茶飯事なのだという。発言したことを認めても、「そういう意味ではない」と言い張る。女性が相談を持ちかけると、それとは関係のない自慢話を延々と語り出す始末だ。
そんな調子のため、電話対応で中断した際に話しかけたら、本来何を聞くべきか忘れてしまうこともあるという。業務に差し障りが出るのは大問題だ。
「アンダーライン一つで、給与から200円~1000円引かれています」
司法書士補助の30代女性は、細かいことに捉われがちで、話が進まない上司について明かす。司法書士である所長に指示された書類作成をしていると、
「あなたの書類はアンダーラインが長すぎますよ。どうしてこんなに長くアンダーラインを引いたんですか? 根拠は何ですか? 根拠もないのにこんな事をしたんですか?あなたが、こんなことをして良いという根拠があるんですか? あるなら示してくださいよ』
と言われた。それだけでなく、さらに「もしかしたらその根拠を示せないのに、こんなことをしたんですか? それは何のためですか?」と詰められるのが日常だという。これがネチネチと15分も続き、長いときには30分に及ぶ。
「所長が作成した書類と自分のものとを見比べても、アンダーラインの長さはたった5ミリしか違いません。アンダーライン一つにつきこの調子です。『時間がない』といいながらパソコンゲームをやっていることが大半なのに」
女性は「こんなやり取りがある月は、給与から200円~1000円引かれています」と明かす。まさにブラック評価の縮図といえる。なかなか理解しがたい”自分の常識”を持つ上司を持つと、仕事の大変さが増すようだ。
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