一方、社内で「リーダーシップを発揮できない」とする声も目立った。
「家族経営で危機感がない。リーダーシップを取るなど目立った行動をすると、内勤から営業職に出されることになる。そのため大人しくしており、発言が少ない」(ルートセールス/30代前半/男性/正社員/年収700万円)
「本質を捉えたり、なぜこの仕事をやっているのかと考える人間が少ない。そのためプロジェクトや新規取り組みに関してもリーダーシップを取れる人は少ない」(総務/30代前半/男性/正社員/年収480万円)
一口にリーダーシップが無い上司といっても、一概には言えない。ワンマン経営や旧態依然の体質からリーダーシップを発揮したくても、できない背景もあるようだ。
求められる要素は「気になる案件が発生すると、とことん追求する」こと
では、どうすればリーダーシップを発揮できるのか。
「正社員・非正規社員関係なく、実力のある人がリーダーシップを発揮します。実力のある人がチームを引っ張って、みんなで協力して一つの仕事を完了させるのがこの会社の基本的な仕事のやり方だと思います」(代理店営業/30代前半/男性/正社員/年収430万円)
「自己主張をしっかり出来ないと責任者は務まりません。部下社員や専門職さんたちを束ねられるリーダーシップと行動力が求められます。時には背中を見せることも必要です」(フロアスタッフ/30代後半/男性/正社員/年収630万円)
周囲に実力を認められると、リーダーシップを発揮しやすくなるようだ。具体的には、会社やプロジェクトの方針を理解し、それを共有するために率先して動ける行動力といったところだろう。また、状況判断力はもちろん、自身の言葉で噛み砕いて説明ができる会話スキルが伴っていないと、言うまでもなく周囲からは認められない。
「ひと度気になる案件が発生するととことん追求する。素晴らしい人格者であり、常にリーダーシップをとっている」(その他/30代後半/男性/正社員/年収400万円)
現に、リーダーシップを発揮する人を目の前にした声も寄せられた。本質を理解した上で問題を追求することも、リーダーシップに求められる要素と言えるだろう。【参照元:キャリコネ】