60代女性の捉え方は少し違う。女性曰く「”働かない中高年”への不満って、50年前でさえ若者から言われていたこと」だという。また「当時不満を訴えていた若者世代が、今の若者に疎まれている」と持論をくわえる。そうしたことを踏まえ、
「つまりは、年代の問題ではなく個人の問題。世代間の問題にすり替えるのではなく、一人の人間として、生き方の問題として捉えなくては永遠に問題は解決しないです。『日本人よ目を覚ませ』と思います」
と結論付けている。
「働かない中高年など存在しません。動けなければ勤まらない仕事です」
50代男性は「片寄った偏見かもしれませんが、古参の一定の人間が”働かない中高年”にあてはまります」という。さらに、「現実として古い=偉いという環境があります。その体質がまかり通っている限り、後継者は育ちにくいでしょう」と明かすも、
「いかなる企業でも世代交代は避けて通れません。自分だけが特別ではなく、先輩なら後輩のお手本にならなくてはと思うことが多数あります」
と綴る。
福祉・介護職の50代女性は「中高年の同僚が仕事してないとイライラする」という現。同時に「自分もそうならないよう気をつけているが、周りはどう思っているかわからない」という。そのため、
「わからない仕事は相手が若くても聞いている。迷惑をかけないように気をつけてはいる」
と綴っている。
ほかには、
「ビルの設備管理の現場作業員です。みんな還暦を過ぎても脚立に上がったりマンホールを開けたりして頑張っています。働かない中高年など存在しません。動けなければ勤まらない仕事です」(60代男性)
「うちにはいないが、働かないのは中高年だけではないでしょう?若い人でも、やる気ない人は多いですけど……」(50代女性、サービス・販売職)
といった声も寄せられた。
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