都内の30代男性は、かつて通勤時間と準備で100分かかっていたという。しかし、在宅ワークに切り替わった現在は「それを他の時間に使えるようになって非常に有意義」と話す。
埼玉県のITエンジニアの20代男性も「大きなトラブルもなく仕事ができている。通勤時間がないためプライベートの時間が確保できる」と満足げだ
都内の専門職の30代女性は、以前から週1ペースで在宅勤務をしていたという。それが功を奏し、毎日の在宅ワークに変わった現在も「もともとの地盤があったおかげで特に不都合なく仕事できている」と綴っている。
「通信インフラの自己負担」「個人情報を扱う場合は出社」と課題も
在宅ワークに切り替えたことでの”新たな気づき”を挙げる人もいた。大阪府の30代女性の職場では、以前は女性を含めた少数チームのみが在宅ワーク制度を採用していた。他の大勢のメンバーと一緒に、オンライン組が会議に参加することもあったようで、
「会議や打ち合わせがリアルでどんどん進み、オンラインチームの声が届きにくく、ついていくのが辛かった」
という。しかし、現在は在宅ワーク制度が全員に適用。「ひとりでしていたときより、環境整備へのアテンションが非常に高く、在宅勤務がしやすくなりました」と語っている。
千葉県の30代女性からも、在宅ワークに変わったことで「コミュニケーションがより活発になった」と利点が上がる一方、奈良県の30代女性からは
「集中できる反面、雑談やちょっとしたディスカッションができないのが難点」
と負担になっているケースもあるよう。このほか
「個人情報を扱う業務の際は出社しなければならない」(事務・管理職/東京都/30代女性)
「在宅は週2回までという謎の制限と通信インフラの自己負担」(事務・管理職/東京都/30代男性)
などと在宅ワークに向けた課題はまだまだ山積していることが分かった。