一方、残業時間が増えた人は「20代前半」(30.3%)、「20代後半」(24.6%)、「30代」(19.5%)、「40代」(17.5%)といずれの年代でも減った人を上回る結果だった。
残業時間が減った人に「収入・支出や生活時間の変化」を聞くと、半数近くが「収入が減った」(49.2%)と回答。女性(53.6%)のみに限定すると、回答割合は過半数にのぼった。
「仕事後の消費が減った」(32.8%)という人も3人に1人にのぼった。職場の飲み会離れについては「20代」(28.8%)よりも「30代」(38.6%)、「40代」(35%)のほうが実感している人が多かった。
また、家での時間については「家事時間が増えた」(40.6%)、「家族との時間が増えた」(41%)と答えた人がともに4割を超えた。
続いて、副業の有無を聞いたところ、副業をしている割合は「20代」(43.1%)が最多だった。次いで「30代」(38.6%)、「40代」(29.6%)と続く。副業収入の平均額については、最高が「30代」(1か月あたり8.7万円)に。以降は「20代」(同7.1万円)、「40代」(同6.5万円)と続いた。
また、転職に対する意識が最も高かったのは「20代」(59%)。「30代」(53.2%)でも過半数にのぼった一方で「40代」(42%)では10ポイント以上開き、やや消極的だった。
希望する転職先の条件については、20代男女、30代男女、40代男性の1位が「給料がいい」(62.5~77.7%)だった。一方、40代女性は唯一「職場の人間関係が良い」(70.1%)が1位に。5位にも唯一の「ハラスメントがない」(55.2%)が選ばれた