その職場では、発注する際に上司の承認を得る必要があった。上司からは「スケジュールは余裕を持って3日後に設定しろ」と言われていた。女性はその通りに進めていたが、上司に「今日中に発注しろ」と言われ急遽予定変更。それも朝一ではなく、午後だったという。
「ほかにも社内で開催されているセミナーに『すべて参加しろ』と言われ、業務がタイトながらも渋々全部申し込んだ。セミナーを申し込んだ後に業務が立て込んでしまい、出席が難しい旨を上司に伝えたら『やる気がない、なぜセミナーを申し込む時に断らなかったのか』」
女性が期日間際の仕事に追われていた時には、5分ごとに呼び出されたという。しかも業務とまったく関係のない話をされた上、「今すぐに仕事をやれ」と命令する始末だった。上司の二枚舌はとまらない。
「日ごろから『自分で考えてそれを上司や同僚に伝えろ』と言われているので、自分の案を提出すると『このやり方でやれ』と上司が最初から決めていたやり方を押し付けられる。私が『自分の案はこちらです』と伝えると、上司は『逆らう気か?黙って俺の言うことを聞け』と言われる」
八方ふさがりとは、まさにこのことだ。
「掃除・ごみ捨て・神棚の水替え・品物の発送などは、すべて私がやることに」
管理・事務職の30代女性は、身勝手な社長に苦しんでいる。新規立ち上げの会社で、女性は社長に引き抜かれて転職を決めた。その際、もう一人の引き抜く予定だったのが失敗したという。
「おかげで私の仕事は倍になりました。事務員はもう一人いますが、社長の愛人です。なので掃除・ごみ捨て・神棚の水替え・品物の発送などは、すべて私がやることに」
営業陣から降りてくるはずの重要な情報は、タバコ休憩中に話が進み、女性には伝わってこなかった。しかし、もう一人の事務員は愛人のため、常に情報を把握していた。それでいて、愛人と女性の給与格差は10万円だったという。
女性は「それがわかった瞬間に辞めようと思った」と綴っている。
ほかには、
「税理士事務所で確定申告期の激務に追われた結果、救急車で運ばれて緊急入院。それでも無理に退院して職場に行ったら『健康と言っていた君は嘘つきだ』と言われた」(30代男性、管理・事務職)
といった声も寄せられた。
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