技術職の50代男性は、かつて在籍していた会社の元上司について綴る。その職場では、休みは日曜日のみだったが、それすら無くなることも珍しくなかった。また、迷惑な偏見を部下に押し付けていたという。
「有休は、なぜか既婚者のみが取得できます。独身者にも名目上は与えられますが、申請すると上司に『独身は既婚者より暇だから有休を取るなんてとんでもない!』と怒られました」
それでいて、既婚者の有休がなくなりそうな場合には、独身者が積極的に有休を譲渡しなければならなかった。しかも、書類上の問題を回避するため、表向きは独身者が有休を消化したことにしていたという。上司はそれ以外にも
「社内外問わず、独身者の男女交際を禁止していた。理由は独身者に優先的に残業や休日出勤をさせるため」
と独裁ぶりを発揮していたとのことだ。
1日中シュレッダーのみ、6時間立ちっ放しという日も
事務・管理の40代男性は、アルバイトとして在籍していた元勤務先での悪夢を振り返る。当初は、土日出勤こそ強要されなかったが、上司の要求は日々エスカレートしていき、最終的には祝日も含めた完全休日出勤になったという。そんな上司について、男性は
「定時退社しようものなら次の日に上司から『定時なんかで帰りやがって!お前は他の誰よりも偉くもないのに、一番に帰るな!』と暴言を吐かれ、ペナルティまで課されることがしょっちゅうでした」
と振り返る。また、会社の備品も最低レベルだったそうだ。
「パイプ椅子に座ってパソコン入力をする状況でした。マウスも一番動きが遅いのを配給され、上司に『入力スピードが遅い!』と罵倒されました。仕方なく自腹で購入したマウスを持参したら、上司に早速『そのマウス誰が使っていいと言った!返せ!』と目を付けられました。危うく自腹を切ったマウスまで取り上げられるところでした」
男性はまた、デスクで起きたFAXの誤配を全力で阻止したことがあった。しかし、その際にトーンが上がってしまい、またも上司から「その声が電話に入った」とおとがめを受けたという。制裁はそれだけで終わらず、ボーナスもすべてカットされる羽目になった。さらに、
「正社員がやるべき仕事を私にやらせておいて、昇給はなく、ミスしたら『阿呆以下!』と罵倒されました。しかも『偉くもないお前が!』とペナルティまで課され、挙句の果てパートからもいじめられ……。1日シュレッダーのみで、6時間立ちっ放しという日もありました」
結局のところ、3日連続で罵詈雑言を浴びせられた挙句、上司に「お前は正社員じゃないから適当なところで契約打ち切り!」と言われ、我慢の限界がきた男性は退職を決意したようだ。
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