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どうしよう……
新型コロナウイルスの感染防止対策として緊急事態宣言が全国に拡大された。発令から1週間が経ち、自粛する企業も目立つ。この先、見込みのない収入に苦しむ人は増えていく。広島県でスナックを営む50代女性のキャリコネニュース読者からは、
「市内でも何人かコロナに感染している報道が出て、歓楽街はひっそりしています。地元の大企業が自粛命令を出したので、お客さんは出て来ません。休業する個人店などが多くなりました」
といった声が寄せられている。さらに女性は「ここまで影響が出るとは思いませんでした。週末だけの営業にして、様子を見たいと思います」という。まさに飲食業界の縮図を物語る。今回は、休業要請や出勤制限などにより、収入面に不安を抱える人の声を紹介する。(文:鹿賀大資)
「減ることばかりが注目されていますが、国は支出が増えていることも考えてほしい」
奈良県の50代女性は「まだ収入はそのまま」だという。ただ、この先の不安は拭えない。
「最悪、会社から自宅待機の命令が出れば、有休を使うか、給料カットの選択を迫られます。でも有休は両親の介護で残しておきたいから、選ぶならカットの方になりそうです」
仮に自宅待機が長引けば、減らされた給料で生活していかなければならない。当然、支障も出てくるため「その時に補償対象としてみてもらえるのか不安です」という。
山梨県でサービス・販売職をする40代女性は、シングルマザーとしての切実な思いを綴る。今はまだ、新型コロナによる収入減はない。しかし子どもが休校のため、支出は明らかに増えているという。
「余裕はありません。とても辛いです。借金もできません。減ることばかりが注目されていますが、国は支出が増えていることも考えてほしい。もともと余裕があって暮らしているわけではないのですから」
月収20万円→14万円に激減「こうなっても副業禁止です」
東京都の20代女性は、航空貨物を扱う空港で事務・管理職として勤務している。従来の手取りは、夜勤も入れて月20万円。決して満足できる額ではない。しかし現在は出勤制限がかかり、今度の手取りは見込みで約14万円だという。
「こうなっても副業禁止です。それに空港の近くに住まなくてはならないので、実家に帰ることもできません。間引き出勤になったことで、シフトも大きく変動しました。しかも会社から『間に一日あるからいいでしょ?』と、日勤→休み→夜勤→休み→日勤という体内時計を完全に無視したシフトを組まされています」
女性は自身に対して「何のために体をいじめ続けているの?と惨めな気持ちになります」と綴っている。
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