福岡県のドラッグストアに勤務する30代女性は、心ない夫婦が来店した際のやり取りを振り返る。夫婦は来店するや否や「マスクないの?」と女性に質問。そこで、売場まで案内した際に、店内表示に「マスクの購入は一家族、一つまで」とある通り、「購入は一つでお願いします」と協力をお願いしたという。
「しかし案の定、夫が先にマスクを購入。後から奥さんが大量の商品と一緒にマスクを持ってきました。お断りすると逆ギレして『わざわざ夫に来てもらったのに何で買えないの?いいでしょ!』と主張されていました」
女性は、販売できないことを何度も説明したが、その夫婦は最終的に大量の商品が入ったカートを残し「全部いらない」と帰っていったという。そのおかげで「商品を返すのに、また一つ仕事が増えました」と吐露する。さらに、
「マスクが買えない今、一つでも多くほしい気持ちはわかりますが、私たちも人間です。より多くの困った方に提供したいのです。どうか、もう少し優しさがほしいです」
「SNSでの商品紹介も控えてほしい」という100均店員
100円ショップで働く新潟県の20代女性は、客足が絶えない状況に不安気だ。全国的に休業が相次いでいる中、女性の店舗では、暇つぶしの感覚で来店する客が目立っているという。それが連日ということもあり「毎日が年末やお盆のような状況です」と話す。
「人気商品はやはり在庫のないマスク、ゴムやアルコールなどです。緊急性のないDIYやお菓子作り用の工作用品もすごく売れています。おうち時間を充実させるものだとは分かりますが、不要不急の外出は控えてもらいたいです」
女性はさらに、こう続ける。
「SNSでの商品紹介も控えてほしいです。その商品を目当てに多くの方が訪れるからです。レジの混雑、案内対応、終わらない品出し、これが無限にループしていてスタッフみんな疲れきっています」
「中には心ない言葉もありますが、私たちスタッフも一人の感情を持った人間です。ひとりひとりがもう少し今の状況を考えて行動をしてほしいです」と訴えていた。
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