新型コロナ、スーパーで働く従業員のホンネ「客が家族総出でレジャー感覚で来店」「緊急事態宣言が出た後の方が忙しい」 | キャリコネニュース
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新型コロナ、スーパーで働く従業員のホンネ「客が家族総出でレジャー感覚で来店」「緊急事態宣言が出た後の方が忙しい」

「世間の危機感の薄さを感じる」

「世間の危機感の薄さを感じる」

新型コロナウイルスの感染防止に備え、自粛要請に応じる企業や店舗が増えてきた。しかし、食料や日用雑貨を扱う小売店の多くは、休業する訳にはいかない。キャリコネニュース読者からは

「命の危険を侵して働いているのに、客はレジャー感覚。家族総出で来店したり、乳幼児を連れて来たり。とても外出自粛どころではありません。せめて代表者一人で来店してほしいです」(神奈川県/50代女性/スーパー)

といった声が寄せられた。(文:鹿賀大資)

「のんびりと散歩するかのように暇をつぶしている家族連ればっかり」

兵庫県のスーパーで働く50代女性は

「スーパーを遊園地と間違えているのではと思う。家族総出で買い物に来て子どもが走り回るし、グループで来店するパーティ気分の若い人たちもいる。店内はいつも満員で、怖々と働いています。会社は何の規制もしないし補償もない。『スーパーはライフライン』なんて呼ばれているなら危険手当がほしいです」

という。東京都の40代女性も「緊急事態宣言が出た後の方が忙しい」と明かす。週末はショッピングモールなどが休みの影響もあり、客足は集中している。

「家族総出で遊びに来ているかのように、ゾロゾロとやってきました。子どもは走り回り、大泣きする赤ちゃんもあちこちにいて、迷子のアナウンスが何度もかかっていました。特に何を買うでもなく、のんびりと散歩するかのように暇をつぶしている家族連ればっかりです」

世間の危機感の薄さを痛感した女性は、こう続けた。

「感染の恐怖と戦いながら仕事するのがバカバカしいです。スーパーも全部休みになれば、私たちのありがたみも、新型コロナの怖さも伝わるのではないでしょうか」

「早く買い物を終わらせる努力が今の時期は必要」

東京都の50代女性は、客が持参するエコバッグの使用について指摘する。エコバッグをカゴにかけて渡され、店員が商品を入れることはある。しかし、女性「レジ係りの手には雑菌などもついている」といい、「お互いに感染リスクが高まるのでは」と心配する。

「混雑でレジは長蛇の列。早く商品を入れたいのに、エコバッグを出されると肉や魚をビニール袋に包んだり、重いものを下にしたりと、とにかく時間がかかります。私的にはエコバッグではなく“エゴバッグ”だと思います」

会計をする客にとっては楽にレジを済ませられるが、後ろに並んでいる客は待たされることになるという。女性は「レジ係りの手間も増えるので、エコバッグの使用はやめてほしいです。最小限の人数で 必要なものを買って、早く買い物を終わらせる努力が今の時期は必要だと思います」と綴っている。

※キャリコネニュースでは引き続き【新型コロナ】ドラッグストア・スーパーで働いている人の声募集「新型コロナで退職を決意した人」に関するアンケートを募集しています。

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