緊急事態宣言の解除を受け、大型商業施設が営業再開するなど普段通りの生活に戻りつつある。これまで在宅勤務をしていた人も、徐々に出社する日々に戻っていくだろう。ただ、新型コロナウイルスがなくなったわけではなく、電車通勤に不安を感じる人は多いと思われる。
ガールズちゃんねるに5月24日、「満員電車、この先乗れますか?」というトピックが立った。トピ主は満員電車に乗ることに限界を感じ、以前から転職を検討。テレワークが定着しないのであれば、地元に帰って就職先を探すという。(文:石川祐介)
「すぐ隣に人が座ってきただけでも内心嫌と思ってしまったり」
満員電車に抵抗を感じている人は多く、トピ主に共感する形で「乗りたくないけど、乗るしかないよね」という声が相次いだ。
「バス通勤だけど優先席半分だめ、二人席は一人しか座れない状態。空いてるはずなのに立ってる人が多くて満員並み」
「コロナのせいでやたら人との距離に敏感になってしまいました。緊急事態宣言中の空いてる電車内で座っている時に、すぐ隣に人が座ってきただけでも内心嫌と思ってしまったり」
新型コロナの感染拡大で、これまで以上に電車内のピリピリ感が増したように感じる。もみくちゃにされることで体力を消耗するだけでなく、感染リスクに気を遣うことによる心労で思い詰める人も出てきそうだ。
「テレワークすることで混雑軽減に寄与している」という考え方も
トピ内には、やはり「働き方を元に戻したくない」というコメントが散見された。
「コロナが終わっても、みんなで時差出勤・テレワークをどんどんやっていきたい。通勤のストレス軽減にもなるし」
「なぜテレワークできると分かったのにやめるのか。社員のストレス軽減も大事なことではないのか。やるべき事をやるのだから働く場所は重要ではない」
今後もウイルスが感染拡大したり、震災が起きたりした場合に、オフィスでの業務が難しくなるケースは訪れる可能性はある。非常事態がいつ起きても良いように「どうやったら柔軟な働き方を続けられるか」を前提にした働き方を模索すべきだ。
また、別のコメントには「自分のテレワークがどこかの混雑軽減に寄与してる。移動が必要な人たちが安全に移動できるように協力したい」ともある。確かに、テレワークやフレックスタイム制が普及すれば、医療従事者や保育従事者といったどうしても出社が必要な職種の人の感染リスクを減らせるだろう。
今回の新型コロナでは、テレワークでもできること、できないことが多くの職場で明らかになったように思う。これを機に、働き方改革に”テレワーク”という選択肢を加えてみてはどうだろうか。