番組では、22日に行われた昭和女子大学のオンライン就活シンポジウム『コロナ非常時の就活』の様子を紹介。当初は定員が300人だったところ、およそ600人が参加していた。
新卒採用の現状については「一気にオンライン化が進んだ」という。今年は内定率の上昇推移が早かったものの、それは4月まで。「一気に感染が広がったことで、5月は内定が出にくい状況で推移してきた(パーソル総合研究所・主任研究員の小林祐児さん)」とのことだ。
すでにオンライン面接を経験した人事担当者たちからは、次のようなアドバイスがあった。
「オンラインになった瞬間に、つけるか消すかみたいな世界になってしまって、なかなかカチッとした面接しかできない。なので、より型通りじゃなくて自分のことをアピールできる方が勝っていくのかな」(ニトリホールディングス人事担当者)
「オンラインでは、表情とか身振り手振りとか、熱意みたいなものが伝わりにくいところがある。模擬面接を練習して色々な意見をもらって、人からどう見えているのか、ちゃんとその人らしさがいつものように伝わっているかというのを、(人に)見てもらった方がいい」(NTT データ人事担当者)
シンポジウムの参加者からは好評だったよう。オンライン面接に遠慮がちだったという学生は「ポジティブに就活を捉えていくべきだなと思いました」と前向きな気持ちを語っていた。
三上アナ「照明をつけていればいいというわけではなくて」と個性の出し方語る
この話題の後、司会の設楽統さんに「三上さんはオンライン面接したんたよね?」と話を振られた三上アナは、ちょうど28日にフジテレビ人事局が開催するオンラインでのアナウンサーのインターシップを担当したばかりとのこと。
「意外と第一印象って分かるもので、明るい印象だなとか大人しい子だなとか(わかります)」と答えると、設楽さんは「どういうところを見るんですか?」とさらに質問。三上アナは
「喋り方とかもそうなんですけど、照明をつけている子もいれば付けていない子もいて。そういう所に差が出てくるんですけど、必ずしもつけてるからいいっていうわけじゃなくて」
「そういうの(見た目)を気にしないでトークで勝負する子なんだなとか、壁紙や服装にも個性が出て、逆に突っ込んでもらうアピールポイントを自ら作っていくこともできるのかなと思いました」
と感想を述べ、学生たちの工夫を頼もしく感じた様子だ。
前述のニトリの人事担当が語ったように、画一的になりがちな画面上での面接は、実際の対面よりも個性をアピールし、自分の言葉で語っていくことがポイントのようだ。カンニング竹山さんは「これからは自己アピール(力が)あってぐいぐい行ける子じゃないと、就職難しい世代になると思うよ」とコメントしていた。