女性からは、
「先輩の男性に『今日の下着の色は何色?』『彼氏としてるの?」と冗談の様に毎日聞かれていました」
「上司が食事などに頻繁に誘ってくる上にボディータッチが多く、我慢の末それを指摘すると、他の同僚の前で厳しく対応されるようになりました」
などの声が寄せられた。中には、「社内の飲み会のチラシに、自分と似た名前のセクシー女優さんと自分が重なるような文章を掲載して課内で配布されました」といった人も。
一方、男性からは、
「女性の上司に職場で休憩時間などに経験人数や初体験の年齢、好きな体位等を聞かれたり、しつこく二人きりでの食事に誘われた」
「女上司に酔っ払った勢いでキスをされたりハグをされました」
など、男女共に多くの声が寄せられた。
中には「こちらが居づらくなり、結局自分が退職した」という人も
「セクハラ行為に対しどのような対応を取ったか」を聞くと、「特に何もしなかった」(29.5%)が最も多かった。
2位以降、「職場の上司や同僚に相談した」(28.2%)、「本人に直接話した」(17.9%)、「人事や社内の相談窓口に相談した」(10.3%)、「転職または退職した」(6.4%)、「社外の相談窓口に相談した」(1.3%)と続いた。
セクハラの対応後、状況の変化を聞くと、「特に何もしなかった」と答えた人のうち8割は「状況は変化していない」(78.9%)と回答。
一方、「本人に直接話した」、「人事や社内の相談窓口に相談した」など、何らかの対処を行った人の3割以上が「解決した」、4割は「(解決はしていないが)状況は好転した」と答えた。回答者からは、
「直接訴えると角が立つので、周囲に人たちに実状を世間話程度で振れて回って様子を見たところ、本人の耳に入ったらしく治まった」
「明らかに冗談でやっている内容だと分かっていたので、当事者に『本当に嫌だからやめてほしい』と話しました。相手もその時限りの悪ふざけだったようで、一度きりでやめてくれました」
などの声が寄せられた。一方、中には「こちらが居づらくなり、結局自分が退職した」「退社したことで忘れられた。いっそ環境を変えてしまうのもアリなので、転職を考えてもいいと思う」といった声もあった。