京都大学の院卒30代男性は現在、IT・通信系の会社で年収1000万円と絵に描いたようなエリートコースを歩んでいるという。学歴の有無については「大多数の凡人にはあったほうがいい」と辛口だ。「専門的な職業で海外就職を考えているなら学歴は必須」とも綴る。また、自身の学歴については
「不満はない。逆に重過ぎるとすら感じる」
という。ちなみ男性が高学歴だと感じるラインは「大卒以上」とのことだ。
東京大学の院卒30代男性も現在、金融・保険系企業の専門職として、年収1100万円を稼ぐエリートだ。男性の見解は、他と一線を画す。
「学歴が云々というのは、個別事象と全体傾向を一緒に議論している典型例。全体傾向としては、学歴があった方が就職もしやすい。また年収が高くなるのも明らか。だが個別に見れば、そうなってない例はいくらでもあるのが明らか。スポーツ選手などが、いい例だ」
男性は続けて「それを議論しても無駄。ほとんど意味がない」とバッサリ切り捨てる。他方、自身の学歴については「日本全体からすれば学歴は高いし不満はない。程度の問題だが、トップ層の中で見れば低学歴で不満というか後悔はある」という。
そんな男性が高学歴と感じるのは「やはりUCB(カリフォルニア大学バークレー校)をはじめ、ハーバード大やマサチューセッツ工科大、スタンフォード大、オックスブリッジ大あたりが一般的な高学歴では」と話す。もはや日本に敵なし、といったところだろう。
「学歴がないと社会の再生産を担うことは出来ないだろう」
大卒の20代男性は、学歴があれば「オルテガの挙げた大衆を脱することができる」という。オルテガは俗に言う「責任転嫁かつ自分の権利ばかり主張する人」を”大衆”と定義した哲学者だ。そのため、社会的地位や経済的な意味合いでの大衆とは異なる。
そんな男性だが、気になる年収は450万円。IT・通信系の会社に専門職として勤めている。また、自身の学歴には「満足している」といい、学歴が高いと感じるラインは「偏差値55から」だという。理由については
「感覚的にアカデミックな話がまともに通じる。学歴がないと社会の再生産を担うことは出来ないだろう」
と辛辣な意見を述べている。
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