
現金が欲しい
新型コロナウイルスがもたらしたダメージは甚大だ。中には夏のボーナスに響いている人も少なくない。キャリコネニュース読者からは、
「コロナの影響で3~4割カットされて40万円」(20代女性/専門コンサル系/年収450万円)
「11万円でした。感染リスクの高い場所に出入りしていましたが、何にも考慮されずに6万円減です」(50代男性/流通・小売系/年収350万円)
といった声が寄せられている。いまだ新型コロナが終息しないこの夏、ボーナスが減少した人たちの投稿を見てみよう。(文:鹿賀大資)
現物支給はやめて!「もっともらいたいし、ちゃんと現金でほしい」
医療関係の仕事に従事する40代男性(年収350万円)は「ボーナスは40万円だった」といい、「医療業は低すぎる」という。現在、医療業界を筆頭に、いわゆる”6月危機”に直面しているケースが増えつつある。
6月は4月の診療報酬の支払時期にあたるが、今年4月はコロナ禍で患者数が激減した。大幅な収入減となり、経済的危機に直面する医療機関も少なくはない。男性もその渦中にいるのかもしれない。
個人病院で役員として事務職をする50代女性は、立場上「もともと賞与はない」という。ただ、
「会社宛てにお中元として贈られた、10万円分の商品券を現物支給してもらっている」
とのことだ。それでも女性は、「もっともらいたいし、ちゃんと現金でほしい」と綴る。
大手飲料メーカーの40代女性(年収500万円)は、コロナの影響もあってか従来の半額以下に相当する「20数万円」まで減らされた。ただ契約上では、「平社員はいかなる時でも、最低8割のボーナスが保証されていました」という。
「20数万ぽっちがボーナスとして振り込まれていました。契約上で保証されるべきなのに、おかしいです!今、組合が弁護士とともに戦っています」
また女性は、「まずは役員から減らさせるべきなのに。そんな役員も一律で半額らしいですが、生活にモロに影響がある平社員の私は今月、赤字に転じます」とも綴っている。
平社員はボーナスの代わりに焼肉なのに「可愛がられている管理職はもらった人も」
正社員の30代男性(年収300万円)は、コロナの影響で夏のボーナスが全額カットされた。会社はボーナスを支給しない代わりに、職場内の敷地で焼肉パーティーを開く予定だという。
「スケジュールが合わない人や、シフトで勤務している人は参加できません。そんなの平等じゃないからやめてほしいです」
すでに会社は、今後の方針についても打ち出している。
「再びコロナの影響で自粛になれば、またボーナスが出ないそうです。たとえ業績がよくても、給与の1か月分くらいしか支給しないとのこと。ちなみに今の状況が回復しなければ、冬のボーナスもないみたいです」
そうした状況においても、「上層部に可愛がられている管理職陣の中には、ボーナスをもらった人もいたようです」という。男性は「こんなんではモチベーションも上がりません」と嘆いている。
※キャリコネニュースでは引き続き「夏のボーナスいくらでしたか?」や「IT音痴上司のせいでテレワークに支障が出てる人」に関するアンケートを募集しています。