あえて難題に挑むところに勝機がある──コンサルタントから転身したエンジニアの足跡 | キャリコネニュース
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あえて難題に挑むところに勝機がある──コンサルタントから転身したエンジニアの足跡

▲「アサインナビ」や「CS Clip」の開発を担当する高石 尚明

2015年にコンサルタントとしてエル・ティー・エスに新卒で入社し、2019年にエンジニアへの転身を遂げた高石 尚明。大きなキャリアチェンジを成功させた秘訣は、「あえて難題に挑み続けたこと」と話す高石が大切にしているものとは?これまでを振り返りながら、仕事観やチームビルディングにかける想いを語ります。【talentbookで読む】

プレーヤーとして、マネージャーとして、コンサル職で培ったスキルを発揮

2022年で入社7年目を迎えた高石 尚明。現在はエンジニアとして、自社プロダクトの「アサインナビ」や「CS Clip」の開発などを担当するかたわら、チームのマネジメントも手がけています。

高石 「開発業務では、要件定義や実装の方針決定といった上流の部分から、開発スケジュールの管理、プログラミング、コードレビュー、テストといった下流の部分まで、幅広い業務に携わっています。

他方、チームのマネジャーとして、メンバー一人ひとりのアサイン計画や育成、採用といった業務もあります。チームメンバーの多くが20代と若手が中心であることから、毎月メンバーと1on1ミーティングを行うなど、キャリアや働き方の相談にのることも多いですね」

今からさかのぼること3年。高石は約4年間務めたコンサルタント職を辞し、社内でエンジニア職に転向しました。

一見まったく異なる職種のようですが、エンジニアとなった今でもコンサル職時代の経験やスキルがそのまま活きているといいます。

高石 「コンサルの仕事では、お客様の業務を理解することから始め、抱えている課題を発見し、情報を集め解決策を提案していきます。その過程では、いろいろな人の考えを聞き出し、まとめていくような動きが多かったように思いますね。

開発サイドに移った今は、営業やカスタマーサクセスなど、異なる部署の考えや課題をすくい上げ、それらを解決するにはどうすればいいかをお客様と一緒に考えながら、システムに落とし込んでいきます。コンサルの経験が生きているというか、コンサル時代と同じようなことをしている感覚はありますね」

そんな高石が、仕事をする上で大切にしているというのが、お互いを尊重し合い、助け合うことができる環境作りです。

高石 「若手であろうがマネージャーであろうが、それは役割や仕事の内容の違いであって、上下関係ではないと思っていて。たとえば、いい仕事をしたなと感じたときに、『すごい、できるじゃん』ではなく、『ありがとう』というように心がけたり……。フラットな関係であることを常に意識しているんです。チーム全体が高いモチベーションを維持し、皆が仕事にワクワクしながら取り組むためにはどうすればいいか、いつも考えを巡らせていますね」

得意な領域で人に喜ばれる仕事を。自ら適性を見極め、エンジニア転向を決意

コンサルタント時代から、自分が得意とする領域で、多くの人に喜ばれるような仕事がしたいと考えていたという高石。エンジニアへの転向を決意したのは、ある大手企業の業務改善プロジェクトに関わったことがきっかけでした。

高石 「プロジェクトの内容は、Excelなどを使ってアナログで管理していた業務を、クラウド上の業務管理ツールへと移行させるというもの。移行先のツールはプログラミングの本格的な知識がなくてもカスタマイズできるものだったので、クライアントの業務実態に合わせて、置き換え作業を手動で進めていきました。

どんなデータが入っているのか探り出し、それを適切な形式で格納していく動きは、データベースのテーブル設計そのものですし、承認ルートの見直し・改善は、ワークフローシステムを構築していく動きと似ています。コンサルタントとして関わりながら、開発のエッセンスを多く取り入れた仕事だったんです」

理想的な形でクライアントワークを成功へと導いた高石は、その成果を顧客から絶賛されます。

高石 「数百名を束ねるIT部門の部長様にすごく喜んでいただいて……。いわゆるエンジニア的な頭の使い方をして対応した仕事が高く評価されたことは、大きな自信につながりました。これからさらにキャリアを積んでいくことを考えたとき、エンジニアやITといった領域で仕事をすることのほうが、自分には向いているのではないかと思ったんです。ずっと探していたことが、ふっと腹落ちしたような感覚でしたね」

挑戦こそが成長への鍵──十分なインプットの先に、ブレイクスルーがある

しかし、エンジニア職に転向してすぐさま、高石は壁にぶつかります。

高石 「エンジニアとして初めて任されたIT業界に特化したマッチングプラットフォーム『アサインナビ』の機能開発で、張り切って実装した機能が、ユーザーに利用してもらえなくて……。ビジネス側のメンバーとも一緒に考えながら開発した機能だったんですが、使ってもらえないということは、その機能が必要とされていないということ。われわれがどんなに良い機能だと思ったとしても、それがユーザーの欲しいものでなければ、まったく意味がないことを痛感しました。

この一件以来、開発とは自分が欲しいものを作ることではなく、ユーザーの声を汲み取り、理解を深め、ニーズの解像度を上げていくことだと学びました」

それから約3年を経て、高石はチームのマネジャーを任されるまでに成長。その過程で、誰もがあまりやりたがらない仕事や難しい仕事を進んで引き受けるよう心がけてきたといいます。

高石 「たとえば、新しいプログラミング言語を2?3週間で学習して、問題解決に取り組んだこともありました。当社のサービスは、RubyやRailsをメインのプログラミング言語としています。ところが、以前在籍していたメンバーがPythonを使って開発していた機能があって、Pythonを使えるメンバーがいないことから、一切メンテナンスができていないという問題が生じていたんです」

誰もが対応をためらう中、高石は自ら手を挙げ、それまでまったく触れたことのないPythonの学習を始めます。

高石 「本当に自分にできるのか不安でしたが、少しずつ読み解いていって仕様を明らかにし、誰でも触れるようにコードを書き換えていきました。苦労はありましたが、コツコツやった末に成果を出せたことで、以前ほどPythonに抵抗を感じなくなりましたね」

もともとは自分のできる範囲を超えたことや苦手なことをできるだけ避けようとするところがあったという高石。そうやって難題への挑戦を繰り返すことで、学んだことがあると話します。

高石 「仕事が思うように進まないときや、楽しいと思えないときって、情報やインプットが圧倒的に不足していることが原因だと気づいたんです。未経験の領域だとしても、周囲の人の助けを借りたり、書籍などから知識を得たり……。十分なインプットがあれば、仕事の進め方やコツのようなものが自然とわかるようになって、ブレイクスルーが起きるんです。そのことに気づいてからは、どんなことにもあまり物怖じしなくなりましたね」

お節介なくらい、愛情を注ぐ。高石流、心理的安全性の高いチームの作り方

▲オンラインで実施している朝会の様子(右上が高石)

2022年2月現在、フルリモートで仕事を行っている高石。直に顔を合わせる機会がないからこそ、メンバーの変化には敏感でいようと意識しているといいます。

高石 「毎日オンラインで朝会をやっているんですが、みんなの表情をよく見ていると、『今日はカメラ目線じゃないな』『なんだか少しつまらなそうにしているな』という具合に、ちょっとした変化に気づくんです。気になったメンバーには、チャットツールなどで個別に声かけして、何か悩んでいることがあれば、とことん相談にのるようにしています。

また、それぞれ得意不得意があるので、メンバーの特性を見極めながら、情報のやりとりの方法など、働きやすくなるように仕組みを変えることにも取り組んでいます」

そうやってメンバーの様子を気に掛けるのには、理由があります。かつて、ひとり不安を抱え込んでいた時期が高石にはありました。

高石 「コンサル時代に最初のプロジェクトを担当したとき、仕事がまったくできずにひどく落ち込んだ時期があったんです。問題をひとりで抱え込んで、いやというほど不安や孤独感を味わいました。それと同じ思いを、今のチームメンバーにはさせたくないんですよ、絶対にね」

「面倒くさがられてないといいんですけど」といってはにかんだように笑いながら、部下を育成することの大切さを痛感しているという高石。

高石 「そうやって育ったメンバーが、同じように愛情を注ぎながら後輩を育ててくれているのを目にすると、やってきてよかったと感じるんです。チーム全体が面倒見のいいメンバーに育ってきていて、それが結果的に業務にも良い影響を与えているように思います。

これからも、確かな技術力を武器に、プロダクトをレベルアップさせていくつもりです。そのためには、メンバーがスキルアップに時間や労力をもっと使えるような仕組みを整えたり、挑戦する機会を増やしたりしなくてはいけない。皆が安心して挑戦できるよう、チームビルディングをしっかり行って、心理的安全性の高い環境を作っていきたいと思っています」

高石率いるエンジニアチームは、提供する価値の最大化を目指し、日々プロダクトやサービスに磨きをかけています。ますます求心力を発揮し、今後どんなイノベーションを巻き起こしてくれるのか、目が離せません。

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